神戸海上保安部の主任航海士の身柄がある第5管区海上保安本部の前を行進する、主任航海士を支持し尖閣ビデオの公開を求めるデモ隊=14日午後、神戸市中央区(塚本健一撮影) 沖縄・尖閣諸島沖の中国船衝突をめぐる映像流出事件で、主任航海士(43)は流出を認める告白をしてから5日目となる14日も、神戸海上保安部と第5管区海上保安本部が入る神戸第2地方合同庁舎(神戸市中央区)に閉じこもったままだった。 5管本部によると、主任航海士に対する捜査当局の取り調べは13日に続き14日も行われなかった。主任航海士は庁舎8階の一室で出前を食べるなどして過ごしており、落ち着いて元気な様子だという。 一方、庁舎周辺では14日午後5時過ぎ、数百人が参加したデモが行われ、参加者は日の丸を手に「政府はビデオのすべてを公開しろ」「sengoku38を守り抜くぞ」などとシュプレヒコールを繰り返した。