最近、私が毎日見ている某ブログで大騒動が起きた。大騒動の内容についてはここでは敢えて書かないが、少なくとも私自身は今まで見たことのないものであり、単にそのブログを読んでいる私でさえ、胃が痛くなるようなものだった。別エントリで書くかもしれないけど、その前に、「ブログ運営とはどういうものなのか、ブロガーの責任範囲はどこまでか」ということを考えたい。 その某ブログの愛読者にとっては、このブログはいつも不真面目で悪口ばかり書いているようにしか見えないだろう。しかし、今回の件については、ブログ主が明らかに責任範囲を超えている(ように見える)ことについて心を痛めていて、本当に可哀想だと思う。そして、私はかなり怒っている。ブログ主ではなく、「善意」の人々に。ちなみに、何度も書いているが、私はあそこにコメントしたことはない。 しかし、起こってしまったことについて憤っていてもしょうがないので、「今後どうす
低温やけど系ブログの続き(か?)。 私が嫌いな言葉の一つに、「あなたのためを思って」という言葉がある。「あなたのためを思って言ってるんだ」とか「あなたのためを思ってやったんだ」といった風に使われるが、この言葉の裏にある偽善とか押しつけがましさには吐き気がする。 単に、あんたが好きでやったり言ったりしただけだろーが。誰も頼んでないだろーが。 それを「あなたのために」といった美しい言葉で飾った上で他人のせいにするのだ。本当に醜いと思う。 そして、こういう人達に、自分の醜さや押しつけがましさを理解してもらうのは永遠に不可能だと私は思っている。いくら話しあっても分かりあえないことだと思う。自分の考える「善」が相手に害をなす可能性なんて全く考えないから。 こんな風に考えるのは、私の母なる人が「あなたのために憎まれ役を買って出た」みたいなことを勝手にやっては、いろんなところにやけどを振りまく人
先月、ネット上で話題になっていた「水からの伝言」騒動を巡って、「中立名乗ってる人ってどーよ」というエントリを書いた。中立はともかく、この騒動について、私が得た重要な教訓は次のことである。 論理的な批判をされるよりも、変な擁護をされる方が、ある意味ダメージが大きい。 この騒動で舞台になっていたブログをいくつか覗いてみたが、批判コメントに対して人格的な攻撃コメントをする、あるいは完全にスルーする(誰とは言わないけどpokoponの兄さんは大概スルーされていた)ようなブログ主、コメンターが結構見受けられた。で、そういうブログ主とかコメンターをみると、「ああ、そういう態度なのね。そういう態度の人が、そういう主張をしてるのね」という風に見えるのだ。 私はブログを4年も書いてきたし、たくさんの他人のブログも見て来た。そこで分かったことは、ブログの内容を判断する時には、エントリだけではなく、ついている
pokoponのお兄さんが,最近ネットでちょっと話題の「水からの伝言」騒動でいろいろな方と対話している。もはや,争点は「水からの伝言」そのものじゃないんだけど。「水からの伝言」という話を知らない方に少し説明しておくと,水に「ありがとう」などの「よい言葉」をかけると美しい結晶ができるんだけど,「ばかやろう」などの「悪い言葉」をかけると汚い結晶ができるというものだ。それだけならちょっとした笑い話なんだけど,「だから人にもいい言葉をかけましょうね」という道徳の教材に使われたことで話題になった。 こんな話をまともに批判してもしょうがないと思うんだけど,この話は科学的に妥当な事実ではないし,科学的に妥当な理論も存在しないし,まして,「美しい結晶ができる→だから人にも」という論理展開もイミフメである。しかし,このような話を真に受ける人をここで長々と批判する気はない。ネット上でも書籍でも批判は出尽くさ
私は,おそらく疑似科学とかトンデモに厳しい人だと思われている。職業柄,科学的見方とか科学的な考え方というのを重視する癖がついているし,学生に教える時もそういうことを強調する。少なくとも,私の講義を聞いた学生に「水にありがとうと言うときれいな結晶になる」とか「血液型で性格が分かる」なんてことを信じるようになってほしくない。 しかしながら,明らかなトンデモに対してどーでもいい,むしろ,「もっとやれ」と思うことも実は多々ある。例えば,東スポの1面の「小型宇宙人発見!」とかナイガイの「進化論は間違っていた!」という記事に対しては,目くじらをたてるどころか面白がってしまう。「東スポにこんな見出しあったよ!」とか誰かに言いたくなってしまう。 明らかにネタだからである。東スポやナイガイの読者の大半も,あれらの記事が「科学的事実」であると信じているわけではなく,「なんだってー!!」と反応して面白がって
暗い自己語りエントリを書いてしまったが,小学生の作文ネタに戻る。この話ね。 これ読んでいる皆さんも経験的にご存知だろうが,小学校というのは作文やら感想文のコンクールがやたらとあって,誰もが一度は作文に苦しんだことだと思う。そして,コンクールに選ばれる作品というのが子供が書いた作文そのままではないことも公然のことである。夏休みに作文を全員に書かせるわね,それを先生が読んで,文章がそこそこ書けて,内容も「子供」らしくて,教師の価値観にあっていて,先生の言う通り辛抱強く書き直してくれるような子供を何人か見繕って,何度も書き直しさせる。その中で一番良さげなものを選んでコンクールに出す。 なんでそこまでしてコンクールに力を入れるのか昔からずっと不思議である。絵でも工作でも何でもいいんだけど,「うちのクラスはこれだけコンクールに入賞した」というのが教師の評価に結びつくのか? それはともかく,文章は
今日,こんなエントリがホッテントリとなっていた。前にも話題になったネタだが,改めて読むと,いろんなところがモニョモニョする。そのモニョモニョについては後で書くが,このエントリを読んで思いだしたことを書いてみる。残念ながら誰が読んでも感動しない話である。 小学校の低学年の頃だったか,年末に母親と弟とデパートに行った。年末だったからか,あるフロアーに羽子板が並んでいた。当然ながら,子供の遊び用の板に絵が書いてあるような安物ではなく,飾り用の羽子板だ。日本髪で晴れ着を着た浮世絵のような女性の羽子板がずらりと並んでいた。 母がある羽子板の前で立ち止まった。赤い振り袖を着た少女の飾りがついているそんな羽子板だ。 母は私に向かってこう言った。 「ボーナスも出たから何でも好きなもの買ってあげるね」 普通だったら嬉しい言葉だろう。しかし,私はこの言葉に警戒した。「何でも」といっても,親が気に入るものし
橋下弁護士が,大阪府知事選挙に出馬することになったらしい。一回テレビの都合で断ったが,結局出馬が決定した。 私は橋下弁護士がどういう人か良く知らない。どういう分野が専門の弁護士なのか,そもそもどういう案件を扱っている弁護士なのか,全く知らない。しかし,テレビを殆ど見ない私ですらテレビ番組に出演する橋下弁護士を何度か見たことがあるので,よっぽどテレビに出ているのだろう。前に,「ものまね王座」の審査員していたのを見たぞ。あと事務所がタイタン(爆笑問題の事務所)とか。芸能人としか見えない。あ,最近では「懲戒請求」騒動を起こしたとか。 本当によく知らないのだが,前から薄々「この人は単に有名になりたいだけで,いつまでも弁護士をやっているつもりはないのだろう」と思っていた。で,政界入りなのな。そのうち国政も狙うんだろうな。 そういう橋下弁護士だが,この人は能楽愛好家を怒らせたことでも有名である。2
今日になってネットを見てみたら,なんと, 毒吐き氏の主ブログが復活していた。 しかも,何も変わるところなく。ここ数日ブログが開けなくなった理由について本人からの説明は今のところない。サーバの障害ではなく何らかの理由でいったん閉じたんじゃないかと私は推測しているが,それはともかく,閉鎖騒動のあまりの大きさに逃げることもできなくなったのかもしれない。もちろん,このブログの力,ではまったくなく,今まで真相を語らなかったオフィスマツナガがとうとう動き出したせいではないか。オフィスマツナガは毒吐き氏の身辺調査もしていて,個人情報もつかんでいる(全部が本当かどうかは分からないが)ので,派手に動かれるとまずいのかもしれない。 この「皇室詐欺疑惑」についてのエントリは,「さまよえる皇室詐欺人」というカテゴリにまとめることにしたが,元ネタは勿論ワーグナーのオペラ「さまよえるオランダ人(The Flying
ここで宣言したが,ブログ界隈でちょっと話題になったネット皇室詐欺について定点観測を始めてみようと思う。どこまで続くか分からないが,お褒めのブックマークとかはてなスターとか(生)暖かい激励とか胸いっぱいのエンドースメントとか1週間の生活費振り込みとかあると私もやる気が出ると思うので,そうして下さると嬉しい。 Q:和泉宗家の観測はやめるんですか? A:いいえ,それは絶対にやめません。でも,和泉宗家はあと3年くらいは話題を提供し続けてくれますが,多分ネット詐欺の方は今年中に何らかの形で「終る」と思うので,それまでに記録しといた方がいいかと思って。 ちなみに,和泉元彌はあの有栖川殿下に表彰されたことがあります。皇室詐欺でつながっている。 Q:このブログでは政治ネタはあまり書かないんじゃなかったの? A:基本的にはそう。ガチの人が怖いし(笑) でも今回の件は思想云々より「一体何が起こったのか
「取り巻き」という言葉がある。日常でも使われるが,最近はブロガーを攻撃したり批判したりするときの言葉としても使われている。「信者」とも呼ばれることがあるが,「信者」はともかくも「取り巻き」はもともとネガティブな意味で用いられている。ブロガー本人というよりも,ブロガーを擁護するコメンターなり他ブロガーに対して用いられる言葉で,それによって中心ブロガーも貶める。 「取り巻き」というと,往年の少女マンガか「スワンの涙」系ドラマ(喩えが古いよ)で,ヒロインに辛く当たるお嬢様の周りにいて「そーよそーよ」とか言っているイメージである。あの「そーよそーよ」の人達は,おそらく蔭でいろいろ言われているだろうが,「あからさまにはいじめられない」という小さなメリットは得ている。しかし,日常における取り巻きは何らかのメリットがあるだろうが,ブロガーを取り巻くことになんか意味があるのか? また,中心ブロガーもコメ
[谷亮子] 思えばヤワラさんは全国区になった時点から,ある意味「勘違い」をし続けてきた。そもそも「ヤワラちゃん」というあだ名も自分でテレビでアピールしてつけたものだ。まだその頃は彼女も子供だったから,マスコミも何も言わなかった。それがいけなかったのかもしれない。 いや,別に柔道家としての彼女を貶めるつもりはない。気を遣っているわけでもなく,媚びるわけでもないが,柔道の試合中の彼女は,「非常に美しい」。闘う人間だけが持つ純粋で真剣な目をしているからだ。闘っている最中の彼女は無心であり,ある頂点を極めた者だけが持つ雰囲気を持っている。 しかし,マスコミの前の彼女にはイラッと来ることが正直多い。「これがオリンピックの時のナマ帯なんですけど」とか「前人未到の6連覇」とか自分で言ってしまうところもそうだが,大学に入ったあたりからやたらと「オンナ」をアピールするようになってきた。「前人未到」などの発
[大相撲][デーモン小暮] 約2週間前の話になるが,大相撲初場所中日(14日)の中継にデーモン小暮閣下が降臨された。昨年に続いて2度目である。昨年の中継についてはこちらにエントリを書いたが,午後1時から6時までずっと相撲を語り通していた。アナウンサーも,真性相撲ヲタの岩佐アナ,おっさんトークの吉田アナ,解説も錦島親方(角界きってのサブカル王),音羽山親方(元貴ノ浪。今は元気だろうか?)とかなり狙った中継だった。少なくともネットではとても好評だった。 実は今年の中継には布石があった。年末に「今年の大相撲を語る」というような番組が放映された。出演していたのは,北の富士勝昭,舞の海秀平,やくみつる,そして閣下であった。なんだこの布陣。とても(ネット)世論を意識している感じがする。この4人で熱く相撲を語っていた。普段はあざといことをいいがちなやくみつるも,このメンバーの中ではとてもまっとうな相撲
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