面白い書評と映画のレビューを紹介している記事を見た。らばQ:「説得力ありすぎ?」アマゾンのレビュー、その凄まじい文面に大反響A Successful Failure - 『火垂るの墓』に対する最も参考になる米Amazonレビュー 面白い批評を読むと、自分でも批評を書いてみたくなるから不思議である。というわけで、ストレートに自分の一番好きな小説の一つである「百年の孤独」について書いてみた。 日本人がロシア文学を読んでいてもっと煩雑に感じるのおそらく名前の問題だろう。なんとかスカヤやなんとかビッチなんとかスキーになんとかノフ。とにかく似たような名前が頻出して、誰が誰だか分からなくなる。いやがらせじゃないかと思うくらいに、似たような名前が紛らわしく使われている。物語の冒頭でそういう登場人物たちが山のように出てくる。中には長々と説明した割には以降何百ページかに渡ってちっとも出てこないキャラクターも