100年に一度の大不況の真っ只中、いったい何をいくら値切ることができるのか? 流通ジャーナリストで“国際値切リスト”の異名を持つ金子哲雄さんに、値切りの実際をきいてみた。 「大きなものでは不動産から、小さなものではスーパーのお惣菜まで値切ることができるんです。 国際値切リストですから、海外でももちろん値切りますよ」と金子さん。 過去に値切った額で大きいのは、越後湯沢の別荘で350万円から50万円値切ったこともあるそうです。乗っている車も88万円から38万円ほど値切り、50万円で購入に成功。ふだんの生活でも、何かを買うときには必ず一度は値切ってみるのが習慣になっているのだとか。 いったい金子さんのその値切りに対する真摯な姿勢は、どこから生まれたのかを聞いたところ、小学校2年生の頃にルーツがあると言います。 「小学校2年生から親から定額のお小遣いはなかったんです。毎朝、新聞の折り込みチラシをチ