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ブックマーク / lateral55.hatenadiary.org (3)

  • 身内びいきってすごいのね:差別と偏見の心理学(2) - メルボルンでこつこつとやる

    人が集まれば「閥」が出来るものです.派閥争いのような,集団と集団の争いはどこでも見受けられます.一般に人間は自分の集団の価値を高く,多集団の価値を低く評価します.これは内集団バイアスとして広く知られています.こういうと難しいですが,いわゆる,身びいきのことです.近年,この内集団バイアスが差別を生み出す基的メカニズムのひとつだと考えられています.そこで,今日は低学年の小学生における内集団バイアスについて取り上げた論文を紹介いたします. Bigler, R., Jones, L. C., Lobliner, D. B. (1997). Social categorization and the formation of intergroup attitudes, Child Development, 68, 530-543. 子どもの内集団バイアス,いわゆる身びいきについて調べるため,Big

    身内びいきってすごいのね:差別と偏見の心理学(2) - メルボルンでこつこつとやる
    kurokuragawa
    kurokuragawa 2008/05/05
    「この結果は,集団をつくるという行為のみで,あるいは内集団と外集団という区別を認知するだけで偏見が生まれることを強く示唆しています.」
  •  カエルの子はカエルではない?:差別と偏見の心理学(1) - メルボルンでこつこつとやる

    昨年の12/25に黒ヒゲ危機一発発売中止要請のニュースについて書きました.そのなかで 差別と偏見に ついて検討する場合,特に4,すなわち,経験の過大評価のために問題の質を見誤り, 解決を遅らせる可能性すらあると考えます.この辺については,後日もう少しきちんと書き ます. (http://d.hatena.ne.jp/lateral55/20051225/) と書きました.今日は自分でだした宿題に答えようと思います. 差別と偏見については心理学でも膨大な研究があります.とても一回では書ききれません.で,だいたい3回くらいにわけて書こうと思います.今回は,先のエントリーでも問題にした経験の過大評価について書きたいと思います.論文はこれ. Aboud, F., & Doyle, A. (1996). Parental and peer influences on children's raci

     カエルの子はカエルではない?:差別と偏見の心理学(1) - メルボルンでこつこつとやる
  • 仲間になると差別も消える?:差別と偏見の心理学(3) - メルボルンでこつこつとやる

    これまで偏見や差別が生まれてくる過程について,(1)偏見や差別は学習や経験によってのみ身に付くものではないこと,(2)集団に分かれることだけで偏見や差別が生まれること,を紹介しました. 差別や偏見にこのような特性がある以上,人間は基的には他人に対し偏見を持つことを避けられません.なぜ,このような特性があるのでしょうか?それをかえることはできるのでしょうか?今回はこの2つの疑問に答える実験をご紹介いたします.論文はこれ. Kurzban, R., Tooby, J., & Cosmides, L. (2001). Can race be erased? Coalition computation and social categorization, Proceeding of National Academy of Science U. S. A., 98, 15387-15392 (*1

    仲間になると差別も消える?:差別と偏見の心理学(3) - メルボルンでこつこつとやる
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