川崎市中原区の東急東横線・元住吉駅で15日未明に発生した列車衝突事故。ぶつかった列車に乗っていた乗客によると、停車間際に「緊急停車します」と車内アナウンスが流れ、直後に突然、衝突したという。 乗客によると、衝突した列車は元町・中華街行きの各駅停車で、元住吉駅で停車しようとしたところ、すでに駅に停車していた列車に追突した模様。 同僚と渋谷駅から乗車し、武蔵小杉駅で事故列車に乗り換えたという横浜市港北区の会社員、仙波紘輔さん(28)は、緊急停車を知らせるアナウンスを聞いたという。その数秒後、「ドン」という衝撃とともに列車は急停止。ホームに降りると乗っていた車両が前の車両とぶつかってひしゃげていたという。 車内は比較的空いており、乗客は駅員の誘導に従って落ち着いて避難していた。駅の事務所ではけが人が約30人おり、中には顔から血を流している人もいたという。自身も顔を手すりにぶつけたという仙波さんは