人気漫画「美味しんぼ」で福島第1原発を訪れた登場人物が鼻血を出した描写をめぐる騒動で、脱被ばくを訴えている山本太郎参院議員(39)が“沈黙”している。原発問題の追及といえばこの人だが、表立っては反応を示さないその理由は。一方、現地取材を続けるフリージャーナリストは「鼻血も倦怠感もあった」と本紙に明かした。騒動については「政府の復興アピールに利用されているんじゃないか」という声も上がっている。 “美味しんぼ騒動”が拡大する中、山本氏が論戦の輪に入ってきていない。擁護派筆頭になってもおかしくないが、ダンマリには理由があった。 山本氏といえば脱原発と同時に、子供や女性たちの健康被害問題に取り組み、福島だけでなく関東一円にまだら状に広がった放射能汚染地区から避難させる脱被ばくを訴えていた。だが、ツイッター、ブログでも特段の言及はしていない。 13日には参院内閣委員会で菅義偉官房長官(65)を迎え、