『「家族の幸せ」の経済学 データ分析でわかった結婚、出産、子育ての真実』個人の実感ではなく、データの分析を重視すること 家族の形とはどうあるべきか。なかなか難しい。もちろん個人としてならば、自由に好きにすればいいのだ。その家族が納得しているのなら端がどうこういう問題ではない。私自身は、それが例えば娘であっても、口を出すつもりもない。成人して一人前になった娘が、この先どんな形の家庭を築こうと、あるいは築くまいと、一度きりの人生なのだからまあなんなりとやってみるべしと思う。 が、家族にまつわる「政策」をどうするかというと、また話がややこしい。社会全体としてなにをどう負担するかにかかわるからだ。それぞれの価値観が違う以上、政策に対する賛否や好悪の感情もそれぞれで、議論はかしましくなる。どんな人でも家族はおり、営んだ生活の経験があり、そこで染み付いた実感があるからなおさらだ。 夫婦別姓なんてしたい
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