難病対策は前進している?野党の強い反対がありつつも、現在開会中の第185回臨時国会において、社会保障改革プログラム法案が可決される見通しになっています。これで現政権による社会保障制度改革の、大枠としての工程表が国民に約束された形になったことは、ひとまずは評価すべきことです。 社会保障改革プログラム法は、まさに工程表であり、個々の制度改正の中身については、今後の議論にゆだねられているわけですから、野党が強硬に反対する理由は無いようにも思われますが、この工程表と平仄が合うように、今現在議論されている制度改正の中に、危惧せざるえない内容が含まれているのも事実です。なかでも、深刻と思われるのが難病患者への支援策の制度改正案です。 難病対策として、現在検討されている主な内容だけでも、以下のようなものがあげられます。 難病患者データベースの整備と有効活用難病医療の拠点病院、地域基幹病院などの治療提供体