次世代DVDの立ち上がりを目前に控え、PC向けの記録型DVDドライブと記録メディアは、ほぼ底値と言える価格まで下落した。一方、第5世代iPodやPSPに代表されるポータブル機の台頭で、動画を持ち歩くニーズが高まっている。こうした現状を踏まえて本特集では、誰もが1枚は持っているはずの市販DVD-Videoをコンパクトにライブラリ化したり、MPEG4形式に変換して持ち歩いたりなど、積極的に活用するためのアイディアを紹介していく。 市販のDVD-Videoに記録された映像を再圧縮したり、形式を変換したりするためには、ディスクの中のデータを一度PCのHDDにコピーする必要がある。この行為をリッピング(吸い出し)と呼び、DVD-ROMドライブまたは記録型DVDドライブと十分なHDDの空きスペースがあれば、決して難しい作業ではない。 リッピングしたデータはオリジナルと比べてまったく劣化のない状態なので