元米海兵隊員の軍属による暴行殺人事件被害者に黙とうをささげる県民大会の参加者=6月19日午後、那覇市・奥武山運動公園陸上競技場 さらに陸上競技用のラバーが敷き詰められている場所は、40度をはるかに超えるような「ホットスポット」になっていて、そこだけグラウンド上にぽっかり穴があいたように人がいない。あとはびっしりと人、人、人。「ウチナンチューはね、普段はこんな1番暑い時間帯にわざわざ表に出てくることはやらないさ」。古くからの沖縄の友人が解説してくれた。 主催者側が発表している正式な大会の名称は「元海兵隊員による、残虐な蛮行を糾弾! 被害者を追悼し、海兵隊の撤退を求める県民大会」だ。長ったらしいから僕ら報道陣のあいだでは「県民大会」と言いあっていた。それが一部で異変をきたしていたことを僕が知ったのは、その日の夜になってからだ。 午後2時から始まった大会のステージ冒頭を飾ったのは、古謝美佐子さん
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