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ブックマーク / blog.tatsuru.com (83)

  • テレビ的成熟 - 内田樹の研究室

    青山さんが府知事選のあとの新聞の底意地の悪いコメントに怒っている。 http://yummyao.at.webry.info/ 私も同感である。 済んでしまったことについて、後から「だから言ったじゃないか」みたいな訳知り顔をされても得るところはない。 そんな訳知り顔をする暇があったら、この「災厄」がもたらす被害を最小限にい止めるにはどうすればよいのかを考えることに知的リソースを投じる方が生産的だろう。 外洋航海士であった池上六朗先生から伺ったことだが、船が座礁したときには、「だから言ったじゃないか」みたいなことを言ってせせら笑う人間に用はない(というか、そんなやつはその場ではり倒される)。 とにかく、この苦境から脱するためには「使えるものはすべて使う」という姿勢でなければならない。 の手も借りたいときに人間の手を使わない法はない。 こういう場合に必要なのが「ブリコラージュ」的な知性運用

  • 武道の必修化は必要なのか? - 内田樹の研究室

    学習指導要領の改定作業を進めている中央教育審議会の体育・保健部会は4日、中学校の体育で選択制の武道を必修化する方針を決めた。 礼儀や公正な態度など、日の伝統文化に触れる機会を広げるのが狙い。 2011年度から実施予定。男子の武道は92年度まで必修だった。女子について必修化するのは戦後初めて。 伝統文化の尊重は、昨年12月に改正された教育法にも盛り込まれていた。 同部会主査の浅見俊雄東大名誉教授は「必修化で一層、日の伝統に親しんでもらいたい」と話している。 武道とともにダンスも必修化される。 というニュースを見る。 不思議なことを考える人たちである。 武道とダンスを必修化・・・って、それって神戸女学院大学の「武術と舞踊で切り開く新しい教育の可能性」と「同じ流れ」なんですか?と訊かれそうであるが、私は(ぜんぜん)違うと思う。 どこが違うのか、その理路を述べたい。 日の武道は近代におい

    maangie
    maangie 2007/09/07
    これに関しては内田先生は結構イイこと言ってると思う。
  • 掃除と憲法 (内田樹の研究室)

    いろいろなところからいろいろなテーマで取材が来る。 既視感のある表現であるが、私の人生はもはやほとんど既視感だけで出来上がっている状態であるので、仕方がない。 午前中は「掃除について」、PHPの取材。 ブログに「煤払いをした」とか書いたせいで、掃除について一家言ある人間だと思われたらしい。 年末になったら「煤払い」くらいふつうするでしょ。 しないのかね、知識人諸君は。 掃除について論じるウチダ氏の部屋は掃除が行き届いていないので、ぐちゃぐちゃである。 そんな部屋をばしばし写真を撮られてしまい、天下に言行不一致をさらすことになってしまった。 ええ口惜しい。 だったら、はじめからそんな取材受けなければよいではないかと思われるだろうが、私の立場になっていただければ、わかる。 取材の依頼を断るというのはたいへん面倒なことなのである。 取材のオッケーは簡単である。 「あ、いいすよ」 これで終わりであ

    maangie
    maangie 2007/03/27
    「小泉君とても、べつに「私の掲げた公約は空文である」ということを言いたかったわけではない」と考えるのが、妥当だと思う。