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2018年3月10日のブックマーク (9件)

  • 北極圏の永久凍土に水銀、推定5700万リットル

    解けゆく永久凍土が水銀を放出すると、その一部が物連鎖に入り込むとみられる。カリブー(写真)などアラスカに暮らす動物たちも例外ではない。(PHOTOGRAPH BY JOEL SARTORE, NATIONAL GEOGRAPHIC CREATIVE) 凍てついた極北に、また1つ脅威が隠れていることが明らかになった。土壌に含まれた大量の水銀だ。水銀は有害な重金属で、魚などの生物に蓄積され、人体に重い健康被害を与えることがある。 2月5日、学術誌「Geophysical Research Letters」に掲載された論文によると、北極圏の永久凍土に蓄積された天然の水銀は、人間が過去30年間に石炭の燃焼その他の汚染源によって大気中に排出してきた水銀の総量の10倍に上るかもしれないという。気候変動で北極圏が温暖化すると、永久凍土が解け、大量の水銀が放出されるおそれがある。そうなると、大気中や

    北極圏の永久凍土に水銀、推定5700万リットル
  • 人種の違いは、遺伝学的には大した差ではない

    DNAを単にデータ保存装置と考えるなら、それが保存するデータは、生物情報です。ヒトでいえば30億の文字があり、2万個の遺伝子をもっています。古遺伝学とは、はるか昔に死んだ生物のDNAを研究する学問です。この技術が開発されたのはここ10年ほどで、格的な研究はまだ5年ほどという新しい分野です。 興味深いことに、DNAはデジタルディスクやテープなどよりもはるかに安定しています。条件さえ整えば、DNAはヒトや有機体の骨の中に数十万年も留まることが出来ます。それを取り出せるようになって、数十万年前に死んだ生物のゲノムを研究することも可能になりました。(参考記事:「ゲノム編集でヒト受精卵を修復、米初、将来性は?」) 最初の転機は、2009年に訪れました。ネアンデルタール人の骨からDNAを抽出することに成功したのです。こうして私たちとは別の人類の全ゲノム配列が決定され、古生物学者の長年の謎が解明されま

    人種の違いは、遺伝学的には大した差ではない
  • 最古の洞窟壁画、考古学者に聞く

    スペイン北部の洞窟で、馬の壁画から試料を採取する考古学者のアリステア・パイク(Alistair Pike)氏とダーク・ホフマン(Dirk Hoffmann)氏。正確な年代測定はこれからだが、壁画は少なくとも1万3000年前に描かれた。 Photograph by Stephen Alvarez / National Geographic Creative イギリス、サウスハンプトン大学の考古学者で、ナショナル ジオグラフィック協会から助成金を受けるアリステア・パイク(Alistair Pike)氏は、放射性炭素年代測定法を用いた洞窟壁画研究の草分け的存在である。2012年、パイク氏率いる研究チームがスペインのエル・カスティージョ洞窟にある赤い円を少なくとも4万800年前のものと測定し、以来世界最古の洞窟壁画として知られている。 先週、パイク氏と同じ年代測定法を使用した別の研究チームが、イン

    最古の洞窟壁画、考古学者に聞く
  • 人類史を覆す? 30万年前の化石はホモ・サピエンスか - 日本経済新聞

    はるか昔、現在のモロッコにあたるサバンナ地帯で、太古の人類が集団でたき火を囲んでいた。たき火のまわりには、彼らが使っていた石器が散乱していた。このほど、火に熱せられた石器を調べることで、彼らが生きた時代が今から30万年以上も前だったことが明らかになった。科学誌『ネイチャー』2017年6月8日号に発表されたこの発見は、人類の化石記録にある重大な空白を埋めるものだ。モロッコのジェベル・イルード遺跡

    人類史を覆す? 30万年前の化石はホモ・サピエンスか - 日本経済新聞
  • ネアンデルタール人が鎮痛剤、歯石分析で検出 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト

    ベルギーで発見されたネアンデルタール人の顎の化石。その歯石の遺伝学的分析から、古代人の生活に関する手がかりが得られた。(PHOTOGRAPH BY ROYAL BELGIAN INSTITUTE OF NATURE SCIENCES) ネアンデルタール人が歯石予防用の歯磨き粉を使っていなかったのは幸いだった。 歯垢が石灰化した歯石は、私たちにとっては厄介者だが、人類の進化の過程を研究する微生物学者にとっては宝の山である。ベルギーとスペインで発見された3体のネアンデルタール人の化石に付着していた歯石から研究者たちが動物と植物と細菌のDNAを抽出し、その分析結果を3月8日に科学誌『ネイチャー』オンライン版にて発表した。論文によると、彼らがべていた動物や植物のDNAのほかに微生物のDNAも含まれていて、彼らがどのように暮らし、どのような病気になっていたかについて、驚くほど多くの情報が明らかに

    ネアンデルタール人が鎮痛剤、歯石分析で検出 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト
    maemaemaemae
    maemaemaemae 2018/03/10
    “ホモ・サピエンスとネアンデルタール人の交雑は暴力的な形で起きたと考えられることが多いですが、口腔内の微生物は、キスをしたり食物を分け合ったりすることで伝えられます”
  • NIKKEI STYLEは次のステージに

    maemaemaemae
    maemaemaemae 2018/03/10
    “就寝時刻が1日の起点になる方が合理的だ。子どもさんにも計画表の最初に就寝時刻と起床時刻をしっかりと書いてもらおう。”
  • 全く未解読の写本「ボイニッチ手稿」 AIが謎に挑戦 - 日本経済新聞

    長年にわたり暗号解読家たちを悩ませてきた「ボイニッチ手稿」。何語で書かれているかすら分からない約600年前の謎のに、カナダの研究者2人がAI人工知能)を使って挑戦し、解読方法を発見したと主張している。手稿は、母音を省略した「アルファグラム」の一種で、単語の8割以上がヘブライ語と考えられるという。その論文が掲載されたのは、学術誌「Transactions of the Association

    全く未解読の写本「ボイニッチ手稿」 AIが謎に挑戦 - 日本経済新聞
    maemaemaemae
    maemaemaemae 2018/03/10
    「秘密を解き明かしたと主張してはいない。そうではなく、文字列の言語と暗号化の体系を特定したとしている。」
  • 世界最古の洞窟壁画、現生人類より前と判明 その衝撃 - 日本経済新聞

    ピカソの祖国スペインには、はるか昔から革新的な芸術家がいて、貝殻のビーズを作り、洞窟壁画を描いていたようだ。驚くべきは、彼らが現生人類(ホモ・サピエンス)ではなく、ネアンデルタール人だったらしいことだ。2018年2月22日に学術誌『サイエンス』と『サイエンス・アドバンシズ』に発表された2つの論文によると、スペインの3カ所の洞窟で見つかった10点以上の洞窟壁画は6万5000年以上前のもの、またス

    世界最古の洞窟壁画、現生人類より前と判明 その衝撃 - 日本経済新聞
  • 安楽死「迷惑は恥辱」の国で 橋田寿賀子さん発言の重み:朝日新聞デジタル

    渡る世間と安楽死:5 「安楽死、まだあきらめていない」と話す脚家の橋田寿賀子さん(92)と、オランダの安楽死事情を取材した太田啓之記者(53)が、日的な安楽死のあり方について考える連続インタビュー。最終回は、オランダ人にはなかなか理解してもらえなかった「迷惑をかけたくないから安楽死したい」という橋田さんの思いについて、対談を終えた太田記者が考えます。 ◇ 対談でうかがった橋田寿賀子さんの安楽死についての考えを、私なりにまとめさせていただくと以下のようになる。 「自分自身が生きたいと思っている人、周囲や家族に心から『生きていて欲しい』と望まれている人は、どんなに心身が不自由になっても、公的なお金を使って生かしてあげるべきだ」 「だけど、私のように『世の中の役に立たず、周囲に迷惑ばかりかけるようになったら、生きていたくない』と思っている人間を、人の意思に反し、国のお金を使って生かし続けて

    安楽死「迷惑は恥辱」の国で 橋田寿賀子さん発言の重み:朝日新聞デジタル