知人女性に性的暴行を加えたとして、北海道警が北見署の30代男性巡査長を強姦(ごうかん)容疑で逮捕していたことが4日、道警への取材で分かった。巡査長は逮捕後に被害女性と示談が成立。女性が告訴を取り下げたため不起訴処分となり、3日に釈放された。道警は近く巡査長を懲戒処分する方針。 捜査関係者によると、容疑は昨年8月、北海道北見市内で飲酒後、知人女性を自宅に誘い込み性的暴行を加えたとしている。今年8月に匿名の情報提供が寄せられ、道警が捜査。同月下旬に逮捕した。巡査長は事実関係を認め、謝罪しているという。 道警は「被害女性のプライバシーを侵害する恐れがあり、逮捕の発表を見送った」と説明している。【伊藤直孝】
新潟県警三条署の刑事課長を務める警部が、捜査書類を偽造して事件の検挙件数を水増ししていた疑いが強まり、県警が公電磁的記録不正作出の疑いで近く立件することを視野に調べていることが18日、捜査関係者への取材で分かった。 関係者によると、警部は窃盗事件などの余罪のうち、検察庁に送致しない「不送致余罪」を水増しした疑いが浮上している。具体的には、余罪捜査の過程で裏付けが取れたもの以外も確認したとする書類をコンピューターで作成した可能性があるという。県警は検挙した余罪を水増しすることで、検挙率を高く見せかける狙いがあったとみている。 警部は昨年2月から同署刑事課長。県警は17日、「健康上の理由」として警部を27日付で三条署付に異動させる人事を発表した。警部は05年から県警十日町署でも刑事課長を務めていたため、県警はその時期の対応についても調べる方針だ。
警察庁は9日、ストーカーなどの被害者への対応を巡る警察批判が相次いでいることを受け、被害届を原則として「即時受理する」方針を決め、全国の警察本部に通達を出し、徹底を指示した。 直接のきっかけとなったのは、昨年12月に長崎県西海市で女性2人が殺害されたストーカー事件。千葉県警が被害届の受理を先送りし、その間に2人が殺害され、警察の対応に批判が高まった。 危機感を抱いた同庁は4月、「警察改革の精神の徹底等に向けた総合的な施策検討委員会」(委員長・金高雅仁官房長)を設置。00年に掲げた「国民のための警察の確立」の再徹底に向けた施策を検討していた。 同委員会のまとめた施策は、被害届について「明白な虚偽または著しく合理性を欠く」ケースを除き「即時受理を徹底する」と明記。受理しなかった場合、上司への報告を義務付けた。更に「事件化できるだろうかといった視点だけで判断し、受理を渋る傾向がある」(警察庁幹部
東京都多摩地域の私立中学校の同級生から暴行されるなどいじめを受けたとして、埼玉県在住の中学2年の男子生徒(13)と両親が8日、警視庁東村山署に被害届を提出することが分かった。両親はこれまで4、5回、同署に被害届を出そうとしたが、いずれも拒否されたという。 母親によると、男子生徒が中1だった昨年4月ごろからいじめが始まった。ハンドソープで髪の毛を洗われたり衣服を脱がされたりしたといい、担任も把握していたという。 今年1月には校内で同級生の男子生徒から頭をコンクリートの廊下に打ち付けられるなどして意識を失い、救急搬送された。肋骨(ろっこつ)を折り、心的外傷後ストレス障害(PTSD)と診断されたという。通学できなくなり、今年3月末に転校した。 両親は被害届を提出しようと東村山署を訪れたが、「早く忘れてください」「相手が12歳では受理しても宙に浮く」などと断られたという。8日に受理されなければ、い
大阪府貝塚市の海水浴場で先月、府警布施署(東大阪市)の警察官が酒に酔った10代後半の少女に性的暴行を加えたとして、府警は1日、準強姦(ごうかん)容疑で同署地域課の巡査長、永田昌也容疑者(27)を逮捕した。府警では、福島署刑事課長だった警部が証拠を捏造(ねつぞう)するなど不祥事が相次いでいる。 容疑は先月31日午後4時ごろ、貝塚市の「二色の浜海水浴場」付近にあったボート上で、泥酔した専門学生の少女に性的な暴行を加えたとしている。 府警によると、永田容疑者は同僚の警察官4人と海水浴場に行き、少女ら3人と知り合った。永田容疑者は少女に酒を飲ませて泥酔させ、ボートに乗せたという。「男性グループに女性が襲われている」との通報があり、駆け付けた警察官が永田容疑者らから事情を聴いていた。永田容疑者は07年4月に採用され、現在は同署の交番で勤務している。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く