大阪府の橋下徹知事は10日、支援団体が大阪市内で開いた政治資金パーティーに出席し、秋に想定する大阪市長選と知事選のダブル選について「(過半数を獲得した)府議会に続いて知事、市長が支持されても、大阪市議会だけ応じないなら、名古屋市議会のようになるかもしれない」と発言。ダブル選で「大阪維新の会」の候補が当選しても新しい大都市制度に向けた協議が進まない場合、大阪市議会のリコールも辞さない考えを示唆した。 橋下知事は、自身がどちらの選挙に立候補するかについては「状況をみて判断する」と、改めて慎重な姿勢を示したが、「秋の陣は死力を尽くして闘って、大阪市役所をぶっつぶす。局長、部長、課長みんなクビ」と、市役所との対決姿勢を鮮明にした。 パーティーは維新を支援する財界人でつくる「経済人・大阪維新の会」が主催。作家の堺屋太一氏も出席し、約1000人が参加した。