東京・吉原地区で売春場所を提供したとして、警視庁保安課などは売春防止法違反(売春場所提供業)容疑で、同地区最大級のソープランドグループ運営会社「サン・ワールドホールディングス」(東京都台東区)社長、小松崎伸男容疑者(67)=同区西浅草=ら39人を逮捕した。 同課によると、小松崎容疑者は同地区で「オレンジグループ」と称して8店を経営。平成22年4月ごろから女性従業員計634人を働かせ、約101億円を売り上げていた。小松崎容疑者は容疑を認めているという。 8店はそれぞれ同地区で営業届を出していたが、小松崎容疑者らが売上金をサン社の口座に集め、各店従業員への給与などを支払っていたことから、同課は届け出のないサン社が経営合理化のために8店を一括管理していたとみている。 逮捕容疑は27日、経営するソープランドで、女性従業員が客に売春するのを知りながら個室を提供したとしている。