ふと会話の中で「ないときない」というフレーズが出てきた。 「ないときない」という表現は「ないとき●ない」の●の部分にある助詞が省略された表現であると理解したが、この省略された助詞が"は"なのか"が"なのかで意味が変わるな、と考えた。 ないときはない:「”ない”というケースでは本当に"ない"のだ」というトートロジー的な意味。 ないときがない:「"ないとき"というケースはない」つまり「いつも"ある"」という意味。 なぜ"は"と"が"で意味が正反対になってしまうのだろうか、ちょっと考えてみた。 なお、冒頭で取り上げた「ないときない」は語尾が下がる平叙文であり、「ないときない?」のような語尾が上がる疑問文ではない。「ないときない?」は「ないときはありますか?」という単純な質問の意味や、「ないケースがあるよね?」という確認の意味が考えられる。 「●ときは●」は慣用的表現 最初は"は"と"が"の意味の