1945年東京生まれ。東京大学法学部卒業後、三菱銀行入行。マサチューセッツ工科大学経営学大学院修士号取得。96年、横浜支店長を最後に同行を退職し渡米。シリコンバレーにてトランス・パシフィック・ベンチャーズ社を設立。米国ベンチャービジネスの最新情報を日本企業に提供するサービス「VentureAccess」を行っている。VentureAccessホームページ シリコンバレーで考える 安藤茂彌 シリコンバレーで日本企業向けに米国ハイテクベンチャー情報を提供するビジネスを行なう日々の中で、「日本の変革」「アメリカ文化」など幅広いテーマについて考察する。 バックナンバー一覧 「閉塞感」という言葉が使われて久しい。90年代初頭から使われているだろう。20年経った今でも、昨今の社会状況を的確に表現する言葉として、その価値は益々高まっているように思う。だが、閉塞感を英語に訳すのは難しい。ぴったり当てはまる
Lance Freeman 2010年4月8日 "Information Clearing House" アメリカ人の皆様には悪いお知らせがある。 アメリカ人の生活の質は先進国の中でも大差で最悪なのだ。 西ヨーロッパ、オーストラリア、ニュージーランド、カナダや、アジアの多くの場所で、人々が本当はどのような暮らしをしているかご存じになっていれば、皆様方はより良い生活を要求して街路で暴動しておられるだろう。実際、平均的なオーストラリア人やシンガポール人のタクシー運転手の方が典型的なアメリカ事務職の人より生活水準はずっと良い。 私はアメリカ人なので、これを知っている。それで皆さんが家とお呼びになっている監獄から脱出したのだ。 私は世界中で暮らしたことがある。豊かな国、貧しい国、そして、ただ一国だけ私が決して暮らしたくないと思う国がある。アメリカ合州国だ。アメリカのことを考えるだけで、恐怖で一杯に
政策演説するオバマ米大統領=東京都港区のサントリーホールで2009年11月14日午前10時33分、代表撮影 オバマ米大統領は14日午前、東京都港区のサントリーホールで米国のアジア政策について演説した。演説の全文は以下の通り。 ◇オバマ大統領東京演説 全文 ARIGATO。おはようございます。東京に来られて大変光栄だ。大統領として初めてアジアを訪れる中での最初の訪問地だ。古くからの友人である新駐日大使のルースさんら、日米両国の結びつきを強化するために日夜尽力されている日本と米国の皆様とご一緒できることをうれしく思う。 日本を再訪できたことは、大変すてきなことだ。子供のころ、母親が鎌倉へ連れていってくれた。何世紀もの間、平和と静寂の象徴であり続けた大仏をそのとき見上げたのだが、子供だった私は抹茶アイスクリームへの関心の方が強かった。昨晩の食事にアイスクリームが出て、そうした思い出の一つを共有で
労働契約法を改廃して「解雇自由」としたとしても,「整理解雇」が容易になるだけで,不当な解雇がなされることはないと信じている方が,経済学愛好家の中にはおられるようです。何をもって「不当」と考えるかはその人の正義感によるところもあるので,「解雇自由」な米国で実際に報道された解雇例を示すことにより,そこで行われる解雇が「不当」なものかを見てみることにしましょう。 肥満を理由とする解雇 自宅で喫煙したことを理由とする解雇 ゲイであることをカミングアウトしたことによる解雇 「香水の付けすぎ」という理由での解雇 地元の高校で開かれた演説会で、ブッシュ大統領が対イラク戦争と大量破壊兵器の捜索について話している時に「同意出来ない」と叫んだことを理由とする解雇。 『MySpace』で経営者への不満を漏らしたことを理由とする解雇 自分の妻に交際を迫ったが拒絶された上司から,その報復として、「仕事成績が悪い」と
アメリカに留学してた友人がかえってきたんで呑みに行った。 そいつは留学前は日本の悪口ばかり言うようなやつで、日本のWEBは残念のように、日本が抱えている問題をよく言っていた。 でも留学してしばらくしたら、メッセやメールではアメリカの悪口ばかりになった。 曰く、米国も出る杭たたきまくりらしく、とにかく人がやることにいちゃもんを付けるんだそうだ。 宗教や人種、権利にうるさいアメリカ人だから、日本以上かもって言ってた。 そんなアメリカの出る杭を打つ社会で、日本とのただ一つ違いを話してくれた。 違うのは金の回りかたが尋常じゃない。ってことらしい アメリカではとにかく金。金になるものはないかを察知する連中が、いつもなにか目を光らせているらしい そして、そういう連中が出る杭の中から、本物を見抜き、すかさず支援する仕組みが、国のシステムみたいな物に組み込まれているらしい とにかくビジネスに敏感なんだと
民間企業への大規模な公的支援、各種銀行への資金注入、そして、保険会社の国有化・・・。アメリカではここ数ヶ月の間に、市場自由主義・資本主義を標榜する国とは思えないくらい大胆な市場介入策が行われてきた。金融危機に対処するためではあるが、市場に対する国の関与とコントロールは着実に拡大している。 銀行や金融機関への公的資本の注入や国有化は、スウェーデンが1990年代初めに行い、当時の金融危機・経済危機を3-4年のうちに最悪の状態から立て直すことに成功した教訓がある。このことは昨年秋にもこのブログで「the Stockholm Solution」として特集した。 2008-09-15: The Stockholm Solution (1) 2008-09-17: The Stockholm Solution (2) 2008-09-19: The Stockholm Solution (3) 200
Nikon F2, 50mm Planar F1.4 @Tokyo これはmasa346さんのご質問に対するエントリです。 アメリカではPh.D.の人の未来はかなり自由です。エンジニアリングスクールであればマスター出は結構いますが、純粋サイエンスでは、修士課程がないので、まあ、日本とはちょっと違うフレーバーですが、大学院卒として待ちに待った感じで、フレッシュに世に出て行きます。(もちろんさっさと見切りを付けて、マスター出、学卒として世に出る人、別の専門の学校に入り直す人もそれなりにいます。) ポスドクを始めるのがそれなりに当然います。が、結局、そのうちファカルティポジションを取って残るのは、トッププログラムでも半分いるかな、ぐらいかなと思います。まあ、そこでの海外からのポスドク組も含めたcompetitionで、世界に冠たるアメリカの科学の質が保たれている訳です。 尚ポスドクでの研究テーマ
id:tsugo-tsugo 周りには、いいかげんな神道信者だって言ってる。それで今のとこモメたことはない。アメリカの大学の書類って、なんでか宗教書く欄がある。なんでだ。Brittyさんのエントリ アメリカ合衆国の諸宗教 - 鰤端末鉄野菜 Brittys Wakeのブックマークで、上のようなコメントを書いたところ星を結構いただきました。そう、私の大学では、学期ごとに提出する単位履修届に宗教を書く欄があります。私自身は、いつも面倒なのでNOT LISTEDにして、友達には「私はすごくいいかげんな神道信者だから。松尾様*1なんかいいとおもうわー」と言って笑いをとって、それで済んでしまうコミュニティにいます。←これはこれでかなり大雑把ですがなぜ宗教を書かせるかとちょっと考えてみたんですが、宗教によっては金曜午後3時前になったらさっさと帰る安息日は連絡がとれない宗教上の休日は学校に来ない豚は食べな
今、日本の大学は必死になって“改革”を行なっています。確かに今までの大学は経営的にも、教育的にも、研究においても、決して褒められたものではありませんでした。しかし、本当に日本の大学が自己改革できるのかどうか、やや疑問な面もあります。今回は、ハーバード大学の改革を見ながら、日本の大学改革について書いてみたいと思います。私は、81年~82年にフルブライト奨学金でハーバード大学のケネディ政治大学院で学ぶ機会がありました。また、93年にジェファーソン奨学金でハワイの大学院大学イースト・ウエスト・センターで学ぶチャンスを得ました。また02年にセントルイスのワシントン大学で学生を教える機会を得ました。今年度、国際基督教大学、日本女子大学、武蔵大学、大阪外国語大学で合計9コースを教えています。そうした経験を元に『週刊東洋経済』(10月14日号)に原稿を寄稿しましたが、この記事は同寄稿のオリジナ原稿です。
【SPE】1971年、米海軍は海兵隊刑務所で相次ぐ問題解決の為に、ある実験を準備し、資金を調達した。実験はスタンフォード大学の心理学者フィリップ・G・ジンバルド博士を中心に組織され、同大学の講堂を刑務所に仕立て、模擬的な刑務所シュミレーションを行うというものだった。新聞広告によって集められた心身共に健全な被験者らは、無作為に囚人と看守に分けられ、実際の刑務所とほぼ同じ環境の中で、二週間を過ごすことが予定された。しかしこのとき、まさかこの実験が後々まで問題となる大きな事件になろうとは、その時、被験者も研究者も、誰一人想像だにしなかったのである。(写真上はこの事件をモチーフにした映画「es[エス]DAS EXPERIMENT」より。以下は当時撮影された実際の写真) 実験に参加した被験者は皆楽観的な気分だった。単に囚人、看守の服に着替えて刑務所風の質素な生活をし、報酬までもらえるユニークな実験と
原文(読売より) http://www.yomiuri.co.jp/feature/20081107-5171446/news/20090121-OYT1T00080.htm 毎日訳(以下M) http://mainichi.jp/select/world/obama/speech/news/20090121k0000m030175000c.html 朝日訳(以下A) http://www.asahi.com/international/update/0121/TKY200901210035.html 読売訳(以下Y) http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090121-OYT1T00132.htm?from=navr My fellow citizens:(M)市民の皆さん (A)市民のみなさん。 (Y)市民の皆さん。 I stand here to
<< 前の記事 | トップページ | 次の記事 >> 2008年12月25日 (木)アジアを読む 「米政権交代と中東情勢の今後」 【冒頭映像】 (ブッシュ米大統領演説) 「テロと戦わなければならない」 2001年9月の「同時多発テロ事件」を機に 「テロとの戦い」を全面に掲げてきたアメリカのブッシュ大統領。 ブッシュ政権の8年間、 中東地域は、アフガニスタンとイラクでの大きな戦争をはじめ、 「戦争とテロ」、「混乱と憎しみ」の連鎖が続いてきました。 こうした中、「チェンジ=変革」を訴えたオバマ氏が大統領選に勝利し、 来月20日、政権を発足させます。 ブッシュ政権の重い「負の遺産」を背負って船出するオバマ新政権。 中東情勢にどんな変化をもたらすのか。 直面する課題とともに、中東情勢の今後を展望します。 『米政権交代と中東情勢の今後』 ここからは、出川展恒解説委員ともに進めます。 よろしくお願いし
ワイルダー経由で、フォーチュンの記事より。 デトロイトがリッチなスタイル(=会社の自家用ジェット機)で困窮を申し立て リムジンで食糧配給を受ける生活保護者のイメージを想起させてしまった 最も骨折り損な自動車旅行 自家用ジェット機はもう問題外…、でも地下鉄はそこまで延びていないし、バイクでは死んじゃうし、そうだ、我が社のハイブリッド車をデトロイトからワシントンまで10時間運転しよう! ポールソンが3ページの提案書で7000億ドルを要望 不良モーゲージ資産を買い上げる7000億ドルの白紙小切手を要求したが、カネの支出方法と対象についての詳細は記述がほとんどなし。 救済の膨張 今度は451ページの提案書になったが、なぜか中には子供用の弓矢の玩具への減税まで含まれていた。 モジロの「むかつく」全員に返信 カントリーワイドのCEOだったモジロが、困窮した住宅オーナーの助けを訴えるメールを、「信じがた
2009年01月01日 12:00 アメリカの経済紙Wall Street Journalでちょっとした記事が話題を呼んでいる。その記事曰く「アメリカ合衆国は2010年に6つの国に分割する」というものだ。その予想を立てたのが、単なるSF小説家やアナーキストではなく、ロシアの重鎮的なアナリストであることも注目を集めている要素の一つとなっている(【As if Things Weren't Bad Enough, Russian Professor Predicts End of U.S.】)。 この予想を発表したのは、ロシアの元KGBのアナリストで、今はロシアの外交官を育成する外務省付の大学で学部長の座についているIgor Panarin氏。アメリカとロシア両国間についてはスペシャリストの一人である(いくつもの書籍を発刊しているし、クレムリンにもレセプションに、専門家として招待された経歴も持つ
【ワシントン=有元隆志】イスラエルとパレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマスとの対立が激化したことで、今年末までの中東和平実現を目指したブッシュ米政権の中東外交は最悪の結末を迎えることとなった。オバマ次期米大統領は大きな難題を引き継ぐこととなる。 ライス国務長官は27日、暴力のエスカレートに「深い懸念」を示しつつも、停戦合意に違反してイスラエルへのロケット弾攻撃を続けたハマスに「暴力の再燃を招いた責任がある」として、ハマスを一方的に強く非難する声明を出した。 ブッシュ政権はテロ組織と位置づけるハマスとの対話を拒否し、ヨルダン川西岸を支配するパレスチナ自治政府のアッバス議長とイスラエル側との対話を促進してきた。昨年11月にはワシントン近郊のアナポリスで、中東和平国際会議を開催し、2008年末までの和平協定締結を目指し、7年半ぶりの交渉再開で合意した。 ライス長官はシャ
先日、アメリカにいる知り合いが日本に遊びにきた。その知り合いには車が大好きな3歳の男の子がいて、日本のミニカーを沢山買ってもらってご満悦。 親睦を深めようと、「どの車が一番好きなん?」と聞いてみたところ、返ってきた答えは意外なものだった。彼が最も好きな車は、消防車でもなく、トラックでもなく、「ゴミ収集車」だったのだ。 ゴミ収集車って、車の後ろがパカッと開いて、ゴミ袋をつぶしながら中に入れてしまう、あれですよね。確かになんかかっこいいけど、あれならタンクローリーの方がかっこいいのでは? そんな風に疑問に思っていると、男の子のお母さんが一言、「いや、アメリカのゴミ収集車は、すごいんですよ」。えっ、何がすごいんですか? ということで、調べてみたら、ほんとにすごかった。 アメリカのゴミ収集車のすごさ、それは、「ロボットアーム」が付いていることだ。 いや、ほんとなんです。ロボットアームでゴミ箱を持ち
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