趣旨 第三期の社会学研究互助会では、2011年以降、『概念分析の社会学2』の刊行へ向けた準備作業のひとつとして 連続研究会を行ってきました。なかでも昨年9月には、研究主題の広がりを概観するために、政治思想史・哲学・社会学・医学史の専攻の方に登壇をお願いして シンポジウム「making up people ── イアン・ハッキングの歴史的存在論」 を開催しました。 今年は、この続編として・しかし前回とは対照的に、主題の深堀りを狙って、 エスノメソドロジー研究の与える知見の身分とはどのようなものなのか を大テーマとする2つのシンポを企画しています(告知頁予定地)。 具体的にはこのテーマを、 エスノメソドロジーと(いわゆる)日常言語学派との関係に焦点をあてるかたちで、 主として哲学専攻の方を登壇者に招いて 検討してみたいと考えています。ただ、このテーマは、たとえば エスノメソドロジー研究の学史的