タグ

ブックマーク / contractio.hateblo.jp (15)

  • ギルバート・ライルの現象学とエスノメソドロジー(仮) - 呂律 / a mode distinction

    趣旨 第三期の社会学研究互助会では、2011年以降、『概念分析の社会学2』の刊行へ向けた準備作業のひとつとして 連続研究会を行ってきました。なかでも昨年9月には、研究主題の広がりを概観するために、政治思想史・哲学・社会学・医学史の専攻の方に登壇をお願いして シンポジウム「making up people ── イアン・ハッキングの歴史的存在論」 を開催しました。 今年は、この続編として・しかし前回とは対照的に、主題の深堀りを狙って、 エスノメソドロジー研究の与える知見の身分とはどのようなものなのか を大テーマとする2つのシンポを企画しています(告知頁予定地)。 具体的にはこのテーマを、 エスノメソドロジーと(いわゆる)日常言語学派との関係に焦点をあてるかたちで、 主として哲学専攻の方を登壇者に招いて 検討してみたいと考えています。ただ、このテーマは、たとえば エスノメソドロジー研究の学史的

  • ギルバート・ライル(1929)「ハイデガーの『存在と時間』」 - 2013-12-16 - 呂律 / a mode distinction

    来年夏へ向けてシンポジウムの準備を開始。 ギルバート・ライル(1929→1979)「ハイデガーの『存在と時間』」 (野家啓一訳、『現代思想』1979年9月・臨時増刊ハイデガー) Gilbert Ryle, 1929, Heidegger's Sein und Zeit, Mind 38. 現代思想 臨時増刊号 1979年9月 (総特集 ハイデガー) 出版社/メーカー: 青土社発売日: 1979/09/20メディア: ムックこの商品を含むブログ (1件) を見る あわせて読みたい ギルバート・ライル(1932→2013)「現象学」(青柳雅文 訳、立命館大学人文科学研究所紀要 101) Gilbert Ryle, Phenomenology (in: Proceedings of the Aristotelian Society, Supplementary Volumes, Vol. 11,

    ギルバート・ライル(1929)「ハイデガーの『存在と時間』」 - 2013-12-16 - 呂律 / a mode distinction
  • 社会学研究互助会:鶴田幸恵『性同一性障害のエスノグラフィ──性現象の社会学』合評会 - 2013-04-27 - 呂律 / a mode distinction

    参加者募集は締めきりました。社会学研究互助会の第六回は、鶴田幸恵『性同一性障害のエスノグラフィ』が対象です。 書『性同一性障害のエスノグラフィ』は、主題に関心のある方を中心に広く読まれ刷を重ねている、社会学書としては幸運なだと言えるでしょう。 ※書評もいくつか出ています: 杉浦郁子「書評 鶴田幸恵著『性同一性障害のエスノグラフィ--性現象の社会学』」、『社会学評論』61(3),2010,pp.257-259 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsr/61/3/61_3_357/_article/-char/ja/ 長塚智子「『ふつうの外見』や『正当性の獲符』をめぐる実践がもたらすもの」 ─ 書評 鶴田幸恵著『性同一性障害のエスノグラフィ--性現象の社会学』」、『論叢クィア』第3号,2010,pp.174-183 http://queerjp.or

    社会学研究互助会:鶴田幸恵『性同一性障害のエスノグラフィ──性現象の社会学』合評会 - 2013-04-27 - 呂律 / a mode distinction
  • 涜書:芹沢一也編(2007)『時代がつくる「狂気」』 - 呂律 / a mode distinction

    読んだ。 この4月から始めた『概念分析の社会学 ─ 社会的経験と人間の科学2(仮』出版準備研究会のための課題図書。 時代がつくる「狂気」 精神医療と社会 (朝日選書 825) 作者: 芹沢一也出版社/メーカー: 朝日新聞社発売日: 2007/07/10メディア: 単行購入: 4人 クリック: 34回この商品を含むブログ (20件) を見る はじめに 総論 司法と医療のはざまで──精神医療をめぐるアポリア(芹沢 一也) 第1章 治療の場をめぐる精神医療史──「癒しの場」から「普遍化された場」へ(橋 明) 第2章 精神療法をめぐる歴史──民間療法からの出発とその帰結(兵藤 晶子) 第3章 戦争と優生の時代における精神病者(永井 順子) 第4章 メディアが担う社会的「狂気」(寺田 展子) 第5章 「心の病」の戦後史──狂気の隔離からメンタルヘルスの啓蒙へ(佐藤 雅浩) 第6章 「意志的な死」

    涜書:芹沢一也編(2007)『時代がつくる「狂気」』 - 呂律 / a mode distinction
    medicineman
    medicineman 2012/06/09
    ほうほう! >『概念分析の社会学 ─ 社会的経験と人間の科学2(仮』出版準備研究会
  • 戸田山和久「ウィトゲンシュタイン的科学論」- 日曜社会学

    戸田山和久「ウィトゲンシュタイン的科学論」 in 岩波講座 現代思想〈10〉科学論 作者: 新田義弘出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1994/12メディア: ハードカバー クリック: 18回この商品を含むブログ (11件) を見る マイケル・リンチのどこがどう偉いか、というのが、初学者にもよくわかる論文。 注の27は、タイプして書き写す価値がある(ので する)。 [‥] ウィトゲンシュタインの議論を懐疑的パラドクスの提示とその解決というクリプキ流の路線で理解している ブルアASIN:4326152125 に対し、リンチは逆にウィトゲンシュタインの議論はそうした懐疑論を斥けるための背理法を構成しているのだとする。これはリンチ自身認めるように、ベイカー&ハッカーやシャンカーの解釈に近い27。 リンチによれば、この背理法のポイントは、(プラトニズム的な対象として考えられた)規則が我々の行為

    戸田山和久「ウィトゲンシュタイン的科学論」- 日曜社会学
    medicineman
    medicineman 2012/01/12
    何度読んでもいい話だなあ
  • 涜書:小松『リスク論のルーマン』 - 呂律 / a mode distinction

    ウェブ読書会 #wbook の次回検討対象は、小松になるとの噂。 Togetter - 「リスク社会論」、「確率論的推論」、「リスクの社会学」の位置。 リスク論のルーマン 作者: 小松丈晃出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2003/07/01メディア: 単行購入: 1人 クリック: 17回この商品を含むブログ (11件) を見る http://www.keisoshobo.co.jp/book/b26150.html 帰属理論入門―対人行動の理解と予測 (1981年) 作者: K.G.シェーバー,稲松信雄,生熊譲二出版社/メーカー: 誠信書房発売日: 1981/04メディア: ?この商品を含むブログ (2件) を見る ベック『危険社会―新しい近代への道 (叢書・ウニベルシタス)』『世界リスク社会論―テロ、戦争、自然破壊』(ISBN:4480093109)とかギデンズ『近代とはいかな

    涜書:小松『リスク論のルーマン』 - 呂律 / a mode distinction
  • 2004-07-06

    google:社会学+取引費用。 うーん。キングカズがちょっと扱ってたよな、という以外はほとんど覚えておらず(勉強不足であいすみません)。 識者のご教示を乞う。 なるほど。筒井淳也さんの頁がヒットするのだった。 社会学入門 第8回 経済社会学と組織論(1): http://www004.upp.so-net.ne.jp/tsutsui/lecture/sociology/sociology_08.html 社会学入門 第8回 経済社会学と組織論(2): http://www004.upp.so-net.ne.jp/tsutsui/lecture/sociology/sociology_09.html google:はてな+山崎敬一。 え? google:はてな+エスノメソドロジー。 え? わーい はてなでヾ(>▽<)ゞヾ(▽^  )ゞヾ( >▽)ゞエスノメソドロジー!*1 *1:謎。 「場

    2004-07-06
  • 2004-11-12 - 呂律 / a mode distinction

    Archaeology of Knowledge (Routledge Classics)/知の考古学 (河出・現代の名著) 前エントリの続きで第III章。 「言表」と「4要素」の関係について、事情はどうなっているのか。第III章3節を再掲: 言説を分析する際に目指される 対象・類型・概念・戦術 という四つのdirectionは、 言表機能が行使される四つの領域に対応する。[p.177] The four directions in which it [=discours] is analysed (formation fo objects, formation of the subjective positions, formation of concepts, formation of strategic choices), correspond to the four domains

    2004-11-12 - 呂律 / a mode distinction
  • 山田富秋『日常性批判―シュッツ・ガーフィンケル・フーコー』 - 日曜社会学 de√blog

    近所の雌の負け犬に借りたを凄い勢いで読破(して返却)するシリーズ。 渡邊昌美、『異端審問』(講談社現代新書 1312)、講談社、ISBN:4061493124、1996/07、663円 ぷは。引用文羅列攻撃がきつかった。 酒井順子、『29歳と30歳のあいだには』、新潮文庫、ISBN:4101351147、2001/06、460円 ところで前者の参照文献にあがっていたこいつ、読んだかなぁ....。記憶が無い。邦訳あるのに.... エマニュエル・ル・ロワ・ラデュリ、『モンタイユー:ピレネーの村 1294~1324』(刀水歴史全書)、井上幸治・波木居純一・渡辺昌美訳、刀水書房、上巻[ISBN:4887080867、1990/06、2,940円]・下巻[ISBN:4887081251、1991/12、3,466円] すごい人気だ。まだ売ってる。 社会学板>二クラス・ルーマン:http://aca

    山田富秋『日常性批判―シュッツ・ガーフィンケル・フーコー』 - 日曜社会学 de√blog
  • 萱野稔人『権力の読みかた』 - (元 出不ろぐ)

    。 またつまらぬものを読んでしまった。 情報批判論 情報社会における批判理論は可能か 作者: スコット・ラッシュ,相田敏彦出版社/メーカー: NTT出版発売日: 2006/01/23メディア: 単行購入: 1人 クリック: 1回この商品を含むブログ (14件) を見るここ2年くらいに読んだものの中でも出色。 NTT出版って こんなのばっかだなぁ...。 夕。良書。 権力の読みかた―状況と理論 作者: 萱野稔人出版社/メーカー: 青土社発売日: 2007/07/01メディア: 単行購入: 5人 クリック: 104回この商品を含むブログ (59件) を見る勉強になった。 むつかしいことを平明な言葉で語っているし、論文集なのに(?) ちゃんと筋とおってるし、偉いですねぇ。 さて。萱野先生いわく: フーコーにとって権力とは、行為が行為を[‥]規定するときに作用する力の関係にほかならない。

    萱野稔人『権力の読みかた』 - (元 出不ろぐ)
  • 涜書:松本『テクノサイエンス・リスクと社会学』 - 呂律 / a mode distinction

    リスクネタの続きでチラ見。2009年の著作。 テクノサイエンス・リスクと社会学―科学社会学の新たな展開 作者: 松三和夫出版社/メーカー: 東京大学出版会発売日: 2009/09/10メディア: 単行購入: 1人 クリック: 29回この商品を含むブログ (13件) を見る 1 テクノサイエンスと社会学 2 科学社会学の直面する問題状況──テクノサイエンス・リスクにどう接近できるか 3 科学技術の構築主義と経路依存性 4 科学社会学における社会観の批判的検討 1 科学社会学における社会のブラックボックス化 2 科学社会学における社会観の意味と意義と類型 3 SSK(科学知の社会学)の社会観の批判的検討 4 ANT(アクターネットワーク理論)の社会観の批判的検討 5 「第3の波」論を組み替えて科学社会学の分岐点を見通す 6 社会観と政策のきわどい関係──存在規定と対象規定の一体化とテクノサ

    涜書:松本『テクノサイエンス・リスクと社会学』 - 呂律 / a mode distinction
  • 新年(研究)会:ブルデューの方法をめぐって 2011-01-09 - 呂律 / a mode distinction

    きっかけは、在仏の社会学研究者 磯直樹 id:naokimed 氏によるこのエントリである。 エスノメソドロジー (文献メモ) - 社会学徒の研究(?)日誌 (2010年10月16日) 社会学史が専門だと自称していますが、重要とされる社会学の業績の中でも、まともに読んだことのないものもあります。僕にとってその最たるものが、ガーフィンケルとエスノメソドロジーの諸研究です。どうしてこの分野を不勉強かというと、自分の研究環境において今まで一度も学ぶ必要性を感じたことがないからなのと、何年か前に「会話分析」の勉強をしてみたのですが、それがばかばかしくて(一部の)エスノメソドロジーに悪い印象を持つようになったからです。エスノメソドロジーの良質な部分は質的調査の方法に組み込まれているはずなので、あえて「エスノメソドロジー」の看板を掲げる意義があるのでしょうか。 フランスでは、エスノメソドロジーの影響は

    新年(研究)会:ブルデューの方法をめぐって 2011-01-09 - 呂律 / a mode distinction
  • モハンティ『フッサールとフレーゲ』流し読み - 2007-04-01 - 呂律 / a mode distinction

    【( ´∀`)著者さんと】【語ろう(°∀°)】シリーズ。 ※モハンティさんと語るわけではありません。仕方がないのでもういちどこっち。 フッサールとフレーゲ 作者: J.N.モハンティ,貫成人出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 1991/02/01メディア: 単行購入: 1人 クリック: 14回この商品を含むブログ (8件) を見る 何度読んでも途中で訳語のお約束を忘れてしまいわけわかんなくなりがちなのでまとめておく。 ■訳者まえがき。 英訳(固有名)(概念語、文)(作用、ノエマ) フッサールSinn, Bedeutungsense (meaning)意味意義意味 Gegenstandreference / referent指示対象指示対象指示対象 フレーゲSinnsence (meaning)意義意義 Bedeutungreference / referent意味意味 ■モハンティ自身

    モハンティ『フッサールとフレーゲ』流し読み - 2007-04-01 - 呂律 / a mode distinction
  • まさかの炎上マーケティング、そして/あるいは 読んでいない本について堂々と語る方法集成 - 2010-06-04 - 呂律 / a mode distinction

    先日お知らせした(id:contractio:20100531) 【6/11(金)】WEB読書会「ポルノを規制するとは?─『概念分析の社会学』の著者と考える」【21:00〜】 がらみのお話。 【6/11(金)】WEB読書会「都条例に対するわたしたちの回答 ポルノを規制するとは?」【21:00〜】 - 腐フェミニスト記-801 Feminist Diary- 概念分析の社会学 ─ 社会的経験と人間の科学 作者: 酒井泰斗,浦野茂,前田泰樹,中村和生出版社/メーカー: ナカニシヤ出版発売日: 2009/04メディア: 単行購入: 7人 クリック: 116回この商品を含むブログ (97件) を見る 読んでいないについて堂々と語る方法 作者: ピエール・バイヤール,大浦康介出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2008/11/27メディア: 単行購入: 17人 クリック: 306回この商品を

    まさかの炎上マーケティング、そして/あるいは 読んでいない本について堂々と語る方法集成 - 2010-06-04 - 呂律 / a mode distinction
  • 松本彩子『ピルはなぜ歓迎されないのか』 - 2009-07-21 - 呂律 / a mode distinction

    勉強になりました。 ピルはなぜ歓迎されないのか 作者: 松彩子出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2005/12メディア: 単行購入: 1人 クリック: 10回この商品を含むブログ (16件) を見る ピルはなぜ認められてこなかったのか ピルをめぐる歴史 産婦人科医と家族計画関係者──ピルをめぐる利益構造 「家族計画」運動をめぐるイデオロギーとピル ピルをめぐるジェンダー・ポリティクス 1 ピルは女を解放する──日フェミニズムがピルを否定した理由 ・中ピ連とその運動に対する批判 ・ピルのもつ二律背反性──女の主体性と男の否認責任の免罪 ・中ピ連とリブ──優生保護法とピルをめぐる思想の違い ・政府の「トレード戦略」とリブの抵抗 中ピ連の限界 ・否認責任の「共有」と「曖昧化」──避妊パターンの構造化 2 ピルは〈自然〉に反するか ・女性身体の〈自然〉に対するピルの攪乱性 ・ピルの男性

    松本彩子『ピルはなぜ歓迎されないのか』 - 2009-07-21 - 呂律 / a mode distinction
    medicineman
    medicineman 2009/07/21
    ピルとバイアグラの違い
  • 1