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  • 官製談合事件雑感: 極東ブログ

    官製談合事件についてはあまり関心が向かない。地方の首長なんてものは叩けば埃が出てくるのは地方に暮らした人間なら別段どってことのないことだし、談合とかも一種の富の再配分というか、談合している側の配分や雇用ためのコストくらいなものではないか。いったいこのところのマスコミというか国政は何やってんだか。そこまでして地方をつぶしたいのか。 また、この事態に対して、国への反感が地方の市民レベルから上がってこないものなのかと疑問にも思うが、私がぼんやり世間を見ている限りではそんなふうではない。福島県、和歌山県、宮崎県と首長を引っ捕まえて皆さん正義に喝采という図柄はどうもいただけないのだが。 何が問題なのか。私は地方の議会だと思う。民主主義の小学校である地方自治が機能していないか、あるいは機能してこんなものだということだ。つまりその行政の一番の主体がそれでいいとしている状態なのだから、改善するなら、その地

  • 豪イアン・キャンベル環境大臣は日本人英霊を敬すとのこと: 極東ブログ

    ココログに投稿できないうちになんとなく、極東ブログも千日をもって終わってしまったような感じがしていた(人談)。が、気を取り直してなんか書いてみるべか。と気になる最近のニュースだが、そういえば先日オーストラリア、シドニー北部沿岸海底で旧日軍の特殊潜航艇が発見され、その報道が興味深かった。 話の発端は、オーストラリアのテレビ局、チャンネル・ナインによる十一月二十六日報道番組「60ミニッツ」だ。第二次世界大戦時、シドニー湾攻撃で豪艦艇を撃沈した後、母艦に帰還せずに行方不明となっていた旧日海軍の小型特殊潜航艇一隻が、シドニー湾沿岸約五・六キロ沖の海底で発見されたと報じた。しばらく真贋が論じられたが、報道内容は後日は確認された。 一九四二年五月三一日夜、三隻の日海軍特殊潜航艇がシドニー湾の連合軍艦船を攻撃する任務を負った。二隻は湾内に侵入できず自決。残骸は回収されキャンベラのオーストラリア戦

  • チェイニー副大統領のサウジ訪問は何だったのだろうか: 極東ブログ

    難しい問題なのだがやはりブログに疑問だけでもとどめておく意味がありそうに思えてきた。話は先日のチェイニー副大統領のサウジ訪問についてである。 まず基礎事実から。日経一一月二五日”米副大統領、サウジ国王と会談・「イラン包囲網」狙う ”(参照)より。 チェイニー米副大統領は25日、サウジアラビア入りし、アブドラ国王と会談、首都リヤドで混迷が深まるイラクやレバノン情勢への対応などを巡り話し合った。 表面的には、三〇日ヨルダンでもたれたブッシュ米大統領とイラクのマリキ首相会談の下準備ということだが、日経の記事はこう加えている。 副大統領は国王との会談で、同じイスラム教スンニ派が主導する国家であるサウジがイラクのスンニ派勢力に影響力を行使するよう要請したとみられる。 このあたりの見解はごく妥当なものなのだが、もう一歩踏み込むと、スンニ派勢力への影響力の内容と具体的なサウジ王家の関わりが見えてこない。

  • レバノン、ジュマイエル産業相暗殺を巡って: 極東ブログ

    レバノンで二一日反シリア派のジュマイエル産業相が暗殺された。事件の真相はわからないがこの時点で気になることをメモしておきたい。 基的な構図は、レバノン内の親シリア派対反シリア派の対立である。二年前のエントリ「極東ブログ: レバノン大統領選挙がシリアの内政干渉で消える」(参照)でもふれたが、シリアはレバノンに軍を置き事実上支配していた。 が、このシリア軍がレバノンから撤退したことでレバノン内のヒズボラへの重石が消えたような状態となり、先日のイスラエルとの小競り合いに発展した。他、関連の話は「極東ブログ: シリアスなシリアの状況」(参照)や「極東ブログ: レバノン危機の難しさ」(参照)など。 反シリア派は大雑把に言って親欧米派と言っていいだろうし、ジュマイエル産業相はマロン教徒なのでキリスト教的な欧米からの親近感もあるのだろう。ただし、マロン教徒がすべて反シリア派というように宗教対立で読める

  • レバノン危機の難しさ: 極東ブログ

    イスラエルとレバノン内ヒズボラの紛争が激化している。前回「極東ブログ: 軍服もどき」(参照)を書いたときは私としてはガザ地域の紛争に力点を置き、ヒズボラとの紛争についてはここまで悪化するとはあまり想定していなかった。ただ、産経新聞の記事を引用しヒズボラの背後にシリアとイランが動いているとなると話は全然違うだろうなと思っていた。 その後の経緯のなかで、私の関心はシリアとイランが今回どのようにヒズボラの行動に関わっているかに向いたのだが、エントリに書けるほど確たるソースなり分析というのは見かけなかった。むしろ、そんなの当たり前でしょという感じの議論も多いのだが、慎重を期したいというのと、シリアと米国の関係について「極東ブログ: シリア制裁発動」(参照)でも触れたがそう簡単に割り切れないものがある。 世界の平和を希求する日国国民としてはとにかく停戦あるべしということだろうし、国内報道もそうした

  • シリアスなシリアの状況: 極東ブログ

  • 沖縄県知事選雑感: 極東ブログ

    沖縄県知事選挙についていろいろ思うことはあるが特にブログに書くことはないような気持ちでいた。しかし、昨日現地の話をいろいろ直に聞いていろいろな思いが少し溢れた。我ながら矛盾しているなとも思うのだが、簡単にメモしておこう。 知事選について仲井真弘多が候補に立つまでの過程というか、いや糸数慶子がすったもんだしてようやく候補に立つまでの過程には関心を持った。が、その後は関心を失った。糸数が落選すると確信していたからだ。そして実際にその通りになった。私がそう望んでいたというわけではない。私は沖縄で政治活動をしたことはないが、糸数さんとは直接会ったこともあるし、今回の選挙でいえば私が沖縄で知り合った人は彼女の支持者のほうが明らかに多い。もうちょっと正直に言うと、糸数がようやく立った時点で、やったな橙鯨、GJ、おめーはただのわたぶーじゃない……まあそんな感じがした。 選挙速報はワッチしなかった。その必

    microtesto
    microtesto 2006/11/22
    よくわからんが本土の人間ができることは多少なりともお金を回すこと位じゃなかろうか。精神の内奥にまでは迫れない。
  • 胡錦涛政権の最大の支援者は小泉元総理だったかもね: 極東ブログ

    この話も書くまでもないかと思ったけど、どうも基の構図が分かってないのか分かっていて必死だな勢力もいるのか……まそれはないでしょとは思うけど、先日の朝日新聞記事”中国共産党、党大会代表を増員 候補者も増やす”(参照)を読みながら、胡錦涛政権の最大の支援者は小泉元総理だったかもねという話をフカシておこうかなと少し思った。 ちなみに記事はこう。 来年後半に開かれる中国共産党の第17回党大会に出席する代表選びが始まった。13日付の中国各紙によれば、党員数の拡大を受けて代表数は2220人に増える。代表になるための候補者も増やして、「幅広い意見を反映させる」(党組織部)という。 これがどういうことかというと……という話にもなる。 こんなことは多少なりとも中国ワッチしている人には当たり前じゃんではあるけど、陳良宇第16期中国共産党中央政治局委員、前上海市党委員会書記(参照)が九月二四日に汚職ということ

    microtesto
    microtesto 2006/11/16
    中国政治事情のおさらい。
  • イラク・フセイン元大統領死刑判決について大手紙社説への違和感: 極東ブログ

    イラクのフセイン元大統領への死刑判決が五日に出たことで、昨日は日の大手紙もそれぞれ社説で扱っていたが、産経新聞社説を除いて奇妙な印象を持った。 まず事実関係の確認からだが、今回の判決は、通称「ドゥジャイル事件」と呼ばれている、一九八二年にドゥジャイルで起きたシーア派住民一四八人を虐殺したとされる事件についてだ。問われている裁判判決の最初のものでしかも一審に過ぎないのだが、各紙社説は死刑判決が出たことでこれで裁判は終わったかのような論調を示していたように思われた。 朝日新聞社説”フセイン判決 疑問はぬぐえない”(参照)では事実認識に決定的な間違いはないが、次の文脈からはこの裁判の限定性また裁判というものをよく理解してないように思われた。 もう一つの大きな疑問は、ほかにも問われるべきことがあるのではないかということだ。住民らの弾圧、虐殺などの罪を問うのは当然としても、元大統領の最も大きな罪は

  • 中国アフリカ協力フォーラム関連: 極東ブログ

    今朝の日経新聞の社説”中国アフリカ外交の功罪”(参照)が興味深かった。朝日新聞と同じく日経新聞はすっかり中国様にヘタレだと思っていたが、そうでもないふうだった。話は先日北京で開催された「中国アフリカ協力フォーラム」の関連で、欧米紙ではこの日経の社説にあるように「資源確保を狙って中国は人権抑圧国家を援助している」という批判が掲載されていた。 そういえば三日付け朝日新聞の関連記事”中国アフリカがサミット 北京に48カ国首脳集結”(参照)はヘタレというべきかよくわからないが微妙な文脈を書いていた。 アフリカ53カ国のうち中国は48カ国と国交を持つ。対アフリカ接近は90年代半ば以降に勢いを増した。経済成長に伴う資源確保が狙いだ。今年1月に発表した対アフリカ政策文書では、「政治的条件をつけずに援助を続ける」ことを柱の一つに掲げた。 例えば長く内戦が続いた産油国アンゴラ。日米欧は復興に向けた支援国

  • 386スパイ事件メモ: 極東ブログ

    この問題をブログで取り上げるべきか少し悩んだ。特に私なりの見解というのはないことと、国際的な文脈でどのようなニュースになるかという位置づけがよくわからないからだ。しかし奇妙に心に引っかかってくるので簡単に記しておこう。日国内では一部「韓国政界スパイ事件」と呼ばれているが、韓国では「386スパイ事件」という呼称が定着しそうだ。先月末に韓国で話題となった。 比較的当初の報道である朝鮮日報”【386スパイ】民主労働党幹部2名逮捕、3名拘束 ”(参照)による話を引用したい。いきなり386世代というキーワードで始まる。 386世代(1990年代に30歳代で80年代に大学に通った60年代生まれの世代)の元活動家ら3人のスパイ容疑事件を捜査している国家情報院と検察は26日、米国市民権保持者であるチャン・ミンホ容疑者(44、米国名マイケル・チャン)が1989年から93年の間に北朝鮮でスパイ教育を受け、忠

  • 高校必修逃れ騒ぎは誰が得するのだろうか: 極東ブログ

    高校の世界史履修漏れ問題だが、私にはよくわからない問題だし、すでに「極東ブログ: 高校の世界史履修漏れ雑感」(参照)でも書いた以上はないと思っていたのだが、どうも、率直にいうとムカつく。なにがムカつくかというと「救済」という表現だ。なんでこんな問題にいちいち「救済」というのだろうか。知らぬ高校生は被害者なので、被害者救済ということなのだろうか。確かに、学校側が組織的に行なったもので高校生は被害者だというのはわかる。しかし、結局履修時間を五十時間にするということが「救済」なんだろうか。というか、被害というのは、表面的には卒業できない被害の可能性ということなのだろうが、実際には入試前にそんなのやってられるかよ被害ということなのだろう。私の感覚では、こうした議論がどうも感覚的に受け入れられない。が、所詮、私の個人的な感覚というだけで、社会的に合意するなら、そして私の利害に関係しないのだから、どう

  • 高校の世界史履修漏れ雑感: 極東ブログ

    高校の世界史履修漏れの事件だが、以前は私も高校・大学の歴史の先生とか交流もあったのでいろいろ現場の声を聞いていた。しかしもう十年くらい聞かない。あまり変わってないのではないかとも思うが、現場の感覚を失うとピンとこない。 しかし、今回の事態は基的には、世界史がどうの大学入試がどうのということより、学校経営の問題であり、どちらかというと岐阜県庁とかの組織ぐるみの裏金作りなんかと同質の問題ではないかと思う。 この件について最新のニュースはどんなだろうと、朝日新聞のサイトを見て”「補習出ない」「学校ふざけるな」 履修漏れ、受験生ら”(参照)に驚いたというか、なーんだというか。 学校への同情を口にする生徒もいた。秋田県立秋田南の男子生徒は「テストを受けていない世界史の成績表には日史と同じ点数が記載されていて変だと思っていた。だけど、学校は僕らの受験のためにやってくれたことで仕方がなかったとも思う

  • タミフルと大淀病院問題と報道: 極東ブログ

    ちょっと散漫なエントリを書く。考えがまとまらないからだ。というか、このままこの話題は書かずに済まそうかなとも思っていた。まず、枕の話。タミフル。 一年近く前になるが、タミフルと報道について「極東ブログ: タミフル副作用報道雑感」(参照)というエントリを書いた。参照リンクは当然切れている。 該当の毎日新聞記事は十二日付け「インフルエンザ薬:タミフル問題、学会でも論議」(参照)である。ざっとメディアの情報の流れを見ると、この毎日新聞の記事が発端となり、共同で増幅という印象を受ける。そのせいか、毎日新聞では十五日社説「タミフル 副作用の可能性十分伝えよ」(参照)で他紙社説並びネタではなく取り上げている。 当時の報道の流れを見ていると毎日新聞がなぜと思ったものだった。 先日厚労省研究班がタミフルについての報告書をまとめた。あえて毎日新聞の記事”タミフル:服用と異常言動に関連性ない 厚労省研究班”(

  • 祖母が娘の代理出産というニュースの雑感: 極東ブログ

    祖母が娘の代理出産というニュースをなんとなく耳にしたとき、「ああ、それができるのは根津八紘医師しかいないだろう」と脊髄反射的に思った。そして、それはいつもの根津八紘医師の言動の一環でもあり、考えなくていけない課題だが、時事的な枠組みで考えることでもないだろうと、そのまま関心を失っていた。 昨日、大手紙の社説がこの問題を扱っていた。一読して、どれも違和感を覚えたが、うまく考えがまとまらないまま、気が付くとエントリも書かず過ぎた。それはそれでいいのだが、さらに一日経過してみると、新聞社説への違和感は強くなっていた。そのあたりの、なんというか自分の気持ちみたいなものからちょっと書いてみたい。 朝日新聞社説”代理出産 法整備は待ったなしだ ”(参照)はこんな切り出しだった。 祖母が孫の生みの母。生殖医療の進歩が、こんなややこしい親子関係を作った。違和感を持つ人は少なくないだろう。 50代後半の女性

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    microtesto 2006/10/18
    立法も重い腰を上げた様で何より。司法に持ってこられても司法が立法化するわけにはいかないという現状。
  • フィナンシャルタイムズが暗示する朝鮮半島の未来: 極東ブログ

    北朝鮮核実験についてのその後。まず、実験の規模が小さく失敗ではなかったかという話がちらほら出ているが、依然確たるものではない。韓国の言い分はさておき米国がこの件に発言をしないのはなんらかの思惑があるからなのだろう。公表されている日の地震観測のデータからは洒落にならない推測ができそうなものなのでお茶の間の話題になっているのだろうか。日の観測は意外にナイーブに科学的にこんなの出ましたけど的なことをするので、日政府の思惑は入ってないかもしれない。 日の新聞社はというと、昨日はのんびり新聞休刊日のわりに号外を戸配していた。ご苦労様。各紙社説は今朝になって読めるのだが、朝日新聞がなにをどう勘違いしたかブッシュ叩きのユーモアで笑いを取っていた他、どうという主張もなかった。実際どうという話でもないのかもしれないのだが。 前エントリで紹介したテレグラフは、その後”China must rein i

  • 北朝鮮核実験実施: 極東ブログ

    このところ英紙テレグラフでの報道を見ていると、慎重でありながらも、現地報道員や米国やロシアの情報を元に、核実験が近いことを報道していた。日政府もこの情報はかなり正確に把握していたようなので、政府側としても驚きはないだろう。 五日付けの”US spy satellites detect N Korea's nuclear moves ”(参照)によれば米人工衛星で察知されていたようだし、六日付の”North Korea 'could test bomb this weekend'”(参照)では近々の実験について、谷内正太郎外務事務次官の発言をソースとしている。国内ソースを見ると例えば朝日新聞の”北朝鮮の核実験、「今週末にも」 谷内外務次官”(参照)があるにはあるが、記事の弱いトーンが印象的だ。 私も今日の実験は予想できなかった。もうちょっと中国がなんとかするだろうし、意外と米国は交渉にねば

  • ペンシルベニア州アーミッシュ学校襲撃雑感: 極東ブログ

    米国時間で二日の、ペンシルベニア州アーミッシュ学校襲撃のニュースを聞いて衝撃を受けた。私自身の衝撃の核は、その残酷な犯罪もだが、アーミッシュのコミュニティが襲われるということにあった。そのあと、テレビではなくネットを通してだがこの問題について日米メディアの扱いをなんとなく見てきた。日人にとってアーミッシュというのはどう見えるのだろうか。変な宗教というかカルトっぽく見えるのだろうか。普通の米国人にとってはどうなのだろうか。そんなことが気になった。私の印象に過ぎないが、普通の米国人にとってアーミッシュはいわば心のふるさとというか、自分では実践できないが信仰の原点のように感じているのではないだろうか。 事件について邦文で読める報道はCNN”アーミッシュの学校で5人を射殺 米ペンシルバニア”(参照)が詳しいように思えた。 ペンシルバニア州ランカスター郡のアーミッシュの学校に2日、銃を持った男(3

  • [書評]人類の未来を考えるための五〇冊の本(ランド研究所): 極東ブログ

    米国の有名なシンクタンクの一つであり、インターネットの生みの親とも言えるランド研究所が人類の未来を考える上で重要だとする五〇冊ののリストを昨年年末に提示していた。”50 Books for Thinking About the Future Human Condition”(参照)がそれである。各書籍にはなぜそれが重要かという簡単な解説もある。 日人にしてみるとこうした書籍はできるだけ邦訳で読みたいものだ。なので、この機に邦訳があるものの対比リストをざっくりとだが作成してみた。 間違いもあるかもしれない。邦訳がないもので自分のわかる範囲については代替のを挙げておいた。 なお、米国のシンクタンクの重要性については、「第五の権力 アメリカのシンクタンク(文春新書)」(参照)を一読されるといいだろう。 過去 The New Penguin History of the World 図説 世

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    microtesto 2006/10/04
    読んでないのを買おう。
  • スイスの難民規制: 極東ブログ

    予想通りといえばそうなのだが、二四日スイスで難民審査厳格化と移民規制強化の是非を問う国民投票が行われ、多数で可決した。難民審査厳格化賛成は六七・七パーセント、移民規制強化賛成は六八パーセント。いずれも反対に対してダブルスコアとなった。 CNN”難民と移民の受け入れを厳格化へ、スイス”(参照)ではこう伝えている。 永世中立国のスイスで24日、移民の規制強化と難民審査の厳格化を定める法律改正案の国民投票が実施され、賛成多数で可決した。この結果、欧州連合(EU)と欧州自由貿易連合(EFTA)加盟国以外からスイスへ入国して滞在できる労働者は、専門技術をもつ人に限定されるほか、難民申請者については、正当な理由がなく身分証明書を提示しない場合、申請を却下するなど、厳しい内容となっている。 さすがCNNは日国内ニュースと違い「永世中立国のスイス」と切り出してしまったが、これは単なる間違いで、スイスは二