リスボン条約、ユーロ圏離脱国にユーロ継続許可する可能性=論文2009年12月23日3時35分 [フランクフルト 22日 ロイター] 欧州中央銀行(ECB)が公表した論文によると、欧州連合(EU)の新たな基本条約「リスボン条約」はユーロ圏を離れた国にもユーロの使用継続を許可する可能性がある。 論文をまとめたECBの法律専門家Phoebus Athanassiou氏は、EUやユーロ圏からの除名も可能性は「ゼロに近く」低いものの、法的には可能だと指摘した。 この論文は、EU加盟国の任意脱退に関する新条項の影響を考察したもの。 「最近の動向はおそらく、離脱のリスクおよびあり得るシナリオとしてそれに取り組む緊急性を(若干ながら)高めた」と説明した。 同条項はユーロ圏からの離脱には具体的に言及していない。同氏は、加盟国がユーロ圏を離れた場合について、EUからも出なければならないだろうが、ユーロの使用を