米国では4人に1人の労働者が有給休暇を支給されていない――米経済政策シンクタンクCenter for Economic and Policy Research(CEPR)がこのような調査結果を発表した。 この調査は経済協力開発機構(OECD)加盟国を対象に行われた。それによると、米国は先進国では唯一、労働者の有給休暇が法律で保障されていないという。このため4分の1が有給休暇を与えられず、支給されている年次有給休暇は1人当たり平均15日と、欧州などの国家で最低要件とされている19日に及ばない。「企業が自主的に有給休暇を与えるのを当てにしてもうまくいかない。2800万人が有給休暇を支給されていないのは国家的恥」と報告書を執筆した上級エコノミストのジョン・シュミット氏は述べている。 一方、欧州の労働者は1年に20日以上の有給休暇が法律で保障されており、中には25~30日の有給休暇が一般的な国もあ
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