雑誌「文学界」で、岡田利規(劇団「チェルフィッチュ」主宰)、前田司郎(劇団「五反田団主催)、三浦大輔(劇団「ポツドール」主宰)と、柳美里が座談会をしていた。題名は「新世代の超リアル演劇論」。”しんせだい””ちょうりある”復唱して、かなしくなった。 文学界 2007年 10月号 [雑誌] 出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2007/09/07メディア: 雑誌この商品を含むブログ (5件) を見る 私が、どうしてもこの一群の、演劇の人たちに、えらく距離感を持っている。それは、「一緒にいても、私は話すことがないだろう」という興味のもてなさ、とも言っていい。繰り返し、「日常を表現する」ことを主張され、「俺たちのリアル」を語られても、「あたし、そんなことに、興味ないわあ」と心底思ってしまう。 この人たちは、宮台真司の「まったり革命」を本気で遂行してしまった感じがする。「淡々とした日常を繰り返す中