sk-44さんから、私の「死刑を求めなくてよい社会を」という記事に対し、応答をいただいた。 sk-44「human being(反省と償いと、赦し)」『地を這う難破船』 全体を論じることはできないが、「赦し」について触れている一部分だけに、応答しておく。 「自身の近親者や恋人が残酷に殺されたなら」を基点としないなら「赦し」が問われることもない。真面目に言うなら、私個人は「赦し」のその意味もわからないし、意義があるとも考え難い。「赦す」も何も、「赦さない」理由と必要がわからない。博愛主義者であるわけではまったくないことは言うまでもない。 私は「自身の近親者や恋人が残酷に殺されたなら」を基点にして「赦し」を問うていない。私が起点にしているのは「私自身が残酷に殺されたなら」である。もう少しはっきりと書くべきだったが、私の前の記事で書いているのは、被害者当人と「赦し」と問題であり、被害当事者(遺族