【このブログはメルマガ「こころは超臨界」の資料編として機能しています】 「人生は愉快」夢は幸せ予測――関西大学教授・木村洋二 【「拓くひと」09.02.04日経新聞(夕刊)】 なぜ笑い 何に役立つ 科学的追及 あまたの動物の中で笑うのは人間だけ。しかし、なぜ笑い、笑いにどんな意味があるのか――。アリストテレス以来、古今東西の哲学者が持論を唱えているが、体系立って解き明かした例はない。関西大学教授の木村洋二(61)は「21世紀こそ、笑いをまじめに研究する時だ」と説く。 京都大学で社会学を学んでいた1970年代、社会の不合理を見つけては否定し、虐殺はなぜ起きるのかを、みけんにしわを寄せて考えていた。 77年に関大助手に就き30歳になったころ、山小屋で仲間3人とキノコ鍋をつつき酒を酌み交わしていると突如、笑いが止まらなくなった。3時間ほど笑い転げ「脇腹の痛みが1週間ほど消えなかった」。 木村はこ