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ITとシステム開発に関するmonochromekkのブックマーク (4)

  • [1]IT部門はSIerとの相互作用でダメになっていく

    木村:最初に、「ユーザー企業のIT部門がダメな理由」について議論したい。コンピュータの黎明期には製造業や金融業のIT活用は先進的だった。POS(販売時点情報管理)システムが出た頃から、顧客との直接の接点を持つ小売・サービス業のIT活用も良くなりだした。 現在は、総じてIT部門の劣化が進んでいるが、業界によってIT部門のダメさ具合には差がある(関連記事:金融機関や製造業のダメIT部門と一緒にして申し訳ない!)。小売業やサービス業のIT部門は比較的頑張っているが、金融業や製造業のIT部門は、既存のシステムのお守りに忙殺されるだけのダメ組織になってしまった。特に製造業のIT部門の劣化はひどい。それが私の問題意識だが、長谷川さんはどう考えるのか。 長谷川:私は、前職のITベンダーと、今のユーザー企業で、“両側”の経験がある。その経験からつくづく思うのは、ユーザーとITベンダーは車の両輪でダメになっ

    [1]IT部門はSIerとの相互作用でダメになっていく
  • 政府システムの調達はなぜ失敗したのか

    「一日でフェラーリ一台に相当するカネが無駄に飛んでいる」――。そのプロジェクトに参加していた技術者の間ではこんな皮肉が交わされていたという。 特許庁は2012年1月、新基幹システムの開発を中止した。2006年12月の開始から5年におよぶプロジェクトは、まさにデスマーチと呼ぶにふさわしいものだった。その間、誰もプロジェクトを止めることができなかった。 最盛期に当たる2008年には、システム要件を確定させるため、1100~1300人がプロジェクトに参加した。開発を担当するITベンダーは、人材派遣会社や協力会社を通じて、大量の人材をかき集めた。設計チームが入居していたビルは一気に手狭になり、机の1人当たりのスペースは「どうにかノートパソコン一台おけるくらい」に縮小した。 あるチームは現行の業務フローを反映した文書をひたすら作成した。あるチームは特許にかかわる法律を紐解き、業務やデータベースの項目

    政府システムの調達はなぜ失敗したのか
  • ユーザーニーズを基にシステムを作るな

    ITベンダは「経営者の“想い”を実現すること」をウリにしている。 そして、経営者の“想い”は明確だ。もうけたいのだ。 しかし、その“想い”はただの願望であり、具体的なビジネスモデルになっていない。そこでITベンダが協力するのだが、ITベンダがユーザー企業の事業分野でもうける方法を知らないのは当然だ。 “想い”は暗黙知である。暗黙知を正しく形式知に変換できる経営者は少ない。「例えば」の前提付きで「在庫が多過ぎる」と発言すれば、「在庫の削減」が重要な要件になる。 また、コンサルタントがたまたま昨日雑誌で読んだことを思い出して、「流通の合理化は必要ですか」と質問すれば、それが特に重要ではなくても「まあ必要だね」と答える。これにより「流通合理化」が重要な要件となる。逆に、この対談でたまたま話題に上がらなかった生産分野は要件にはならない。 ITベンダは、この対談によって得た「在庫削減」と「流通合理化

    ユーザーニーズを基にシステムを作るな
    monochromekk
    monochromekk 2012/02/28
    部分最適に踊らされないようにしないといけないが、それを自分都合だと相手に見透かされてはダメ。
  • 特許庁の基幹システム失敗の背景にある、日本におけるITプロジェクトの実態

    今週月曜日に公開した記事「特許庁の基幹システムはなぜ失敗したのか。元内閣官房GPMO補佐官、萩順三氏の述懐」は、記事に対して数多くのブックマークやツイートが行われ、大きな反響をいただきました。 その萩氏から「問題提起だけで終わるのではなく、こうあるべきだという提案もしたい」、という依頼をいただいたので、記事にいただいた反響への返答という意味も込めて、萩氏の提案についても掲載したいと思います。 以下からは萩氏の文章となります。 これまでのIT業界の慣習を捨て去り、あるべき姿へ 僕が日記(注:記事の元になったFacebookへの書き込み)を書いたのは、二度とこのような案件が出ないよう質的な問題提起をしようと思ったからです。 それが僕の責任だと思いました。 質的問題を提起したつもりですが、しかし当に理解していただいたのかというのが心配でもあり、また理解していただいたとしても、今後何

    特許庁の基幹システム失敗の背景にある、日本におけるITプロジェクトの実態
    monochromekk
    monochromekk 2012/02/03
    ユーザ企業の情シス部門が現場業務のあり方を考えられる位置付けになっていないのではないでしょうか。日本の場合、情シスでなくコーポレート企画のような部門で面倒を見ないといけないと思う。
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