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ブックマーク / www.h-yamaguchi.net (70)

  • 教育再生会議から学んだこと - H-Yamaguchi.net

    東大大学院の田由紀助教授が、2007年1月29日付朝日新聞の「時流自論」欄で、教育再生会議を批判している。賛否どちらにせよ、この問題に関心はあるが細かいことはよくわからないという方にとっては、いろいろ学ぶことが多いと思う。 私も学んだ。題とまったく関係ないことなんだが。 この人の基的な立場は、次の一節に集約される。 教育についての科学的な検証に従事している者をひとりも含まないメンバーから成る教育再生会議が、インパクト重視でまとめた報告書。その提言が、将来この社会を担うすべての子どもたちの毎日の生活を大きく左右しかねないことに対して、計り知れない危機感を感じる。 読んでそのまんま。「教育についての科学的な検証に従事している」同氏の「危機感」は、将来の子どもたちへの危機感でもあると同時に、自身の「社会的役割」に対する危機感でもあろう。来なら、委員として入っていてもおかしくなかった人なん

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  • 「天下りがなぜ悪いか」より前に「なぜ天下りがあるのか」だと思う - H-Yamaguchi.net

    念のためだが、「公務員叩き」とかそういう目で見る人がいたら、それはちがう。私の、政府や公務員に対する基的な考え方は、以前書いたこのあたりとかこのあたりとかにも現れていると思う。昨日のものも、単に公務員が悪いとかいいたいのではない。 bewaadさんは「なぜ天下りが悪いのか」をまず問うべきとしておられるのだが、私としては、「なぜ天下りが悪いか」を問う前に、「なぜ天下りがあるのか」を考えるべきだと思う。天下りというのは、単に公務員が定年前に退職することではない。公務員の人事制度運営を円滑に進めるために、定年前に(定年後の場合もある)多くのキャリア公務員、少なからぬ数のノンキャリア公務員を関連諸団体、関連産業の諸企業などに転職させること、そのために公務員のマンパワーと権力を使って有形無形の支援をしたり斡旋をしたり推薦をしたり圧力をかけたりなど、事実上組織的な関与をしていること、そうした一連のシ

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  • 公約を守らせるしくみってないのか - H-Yamaguchi.net

    公約、具体的には政治家が選挙の際等に掲げる公約というと、一般庶民の目からすれば、信用できないことばの代表格とみられているといっても過言ではないと思う。新聞の折込チラシの内容にまちがいがあればうるさくいう人も、政治家の公約が守られなかったとしたら「やっぱり」とあきらめてしまう場合が多いのではないだろうか。 大人げないといわれそうだが、私はどうも納得がいかない。というわけでいつもの妄想と思いつき。 間接民主制というものについてどう考えるかは人によってちがうだろうが、私は、政治家個人に対する信頼によってよりも、掲げた政策やら公約やらに対する支持をもって投票するタイプだ。これも意見が分かれるだろうが、政治家になりたい人、政治家としての能力を持つ人は、けっこうたくさんいる。余人を持って代えがたい人というのも中にはいるんだろうが(不勉強にして私は知らないが)、たいていの場合は、公約が果たせないとなった

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  • 東京でオリンピックをやるなら - H-Yamaguchi.net

    ちょっと前のことになるが、日でのオリンピック候補地が東京に決まってしまった。まあまだ候補地なわけで、実際に東京でやると決まったわけではないが、万が一ということもある。長く任にある知事が金のかかる事業をやりたがるのは他の道府県でもあるし、東京でも前の前の人がそうだったが、今の人もどうもそうらしい。 で、ひとつ提案なのだが。 手短にいく。もし東京でオリンピックをやるようなことになったとしたら、事業はぜひプロジェクトファイナンスでやってもらいたい。オリンピック関連事業からの収入のみを返済原資とし、東京都の会計からリスクもリターンも切り離していただきたい。知事は国の資金にも頼るようなことを言っていたようだが、もしそうなるなら、国もプロジェクトファイナンスで調達していただくといい。でもって、金融機関だけでなく、広く一般からも資金を集めると。波及効果も、なんとかがんばって計測しよう。「経済効果」分析

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  • 小金は世界を救う、かもしれない - H-Yamaguchi.net

    このウェブサイトは山口 浩の個人的な考えを掲載したものであり、山口が所属ないし関係する機関、組織、グループ等の意見を反映したものではない。サイトは投資の勧誘ないし銘柄の推奨を目的とするものではなく、サイトに掲載された情報(リンク先ないしトラックバック先の情報を含む)をもとにして投資その他の活動を行い、その結果損失をこうむったとしても、山口は責任を負わない。サイトの記載内容は、予告なく追記、変更ないし削除することがある。サイトに寄せられたコメントおよびトラックバックは、いったん保留した上で公開の可否を判断する。判断の基準は公開しない。いったん公開した後でも、一存によりなんらの説明なく削除し、当該IPを投稿禁止に指定することがある。 このworkは、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの下でライセンスされています(帰属 - 非営利 - 派生禁止 2.1 日)。 念のためだが、「撲滅」

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  • 「Second Life」のパネルディスカッション - H-Yamaguchi.net

    This is Hiroshi Yamaguchi's personal weblog. It aims to be an incubator as well as an archive of my ideas and thoughts. Possible topics include: finance, business administration, economics, prediction markets, virtual worlds, and other issues.

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  • マスコミを撮った、という話 - H-Yamaguchi.net

    以前、「マスコミを撮ろう」という文章を書いたことがある。市民ジャーナリズムなるものがあるとして、その役割を考えるとしたら、第四の権力であるマスコミを監視する役割というのはひとつの候補ではないか、といったような趣旨だった。 それにあたると思われる例が、ライブドアPJニュースに出ている。 記事は、「マスコミならば、喫煙マナーもなんのその=吉野家取材で」と題したもの。去る9月18日、吉野家の牛丼復活祭を取材中のマスコミ関係者を撮ったもの、ということらしい。記事によると: 有楽町駅周辺は千代田区の生活環境条例により路上禁煙地区に指定されており、駅周辺は道路上で喫煙する行為すべてが禁止されている。 この吉野家周辺はJRの敷地内にあるので、この条例がそのまま適用されるわけではないが、あたりを見回しても喫煙者などいなかった。そこに、堂々とテレビカメラのセッティングをしながら、喫煙するマスコミの姿があった

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  • H-Yamaguchi.net: オーマイニュース:シンポジウム録音ファイル公開

    9月2日に行われたオーマイニュースのシンポジウムの録音ファイルを公開。素人録音なのでノイズとかもけっこう多いが、なんとか内容は聞き取れるのではないかと思う。 正確には「podcasting」ではない。要はMP3ファイルをアップロードした、ということだ。iPodを持っていない人もいるだろうから、このほうが都合もよかろうと。というか、私自身がiPodを持っていないので。 来はネット中継とチャットを入れる予定で、ぎりぎりまで早大の境研究室の方々ががんばったのだが、技術的な理由でできなかった由。 途中で鳥越編集長が退席した。そこまでを「Part I」とでも呼んでおく。ココログの仕様なのか、元のままのサイズのファイルは受け付けなかったので、録音を3つに分割してある。一応切れ目を選んだつもりだが、区切りのいいタイミングとは限らない。「素人芸」なのでご容赦。 Part I-1 Part I-2 Par

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  • オーマイニュースについて(1):現状分析 - H-Yamaguchi.net

    眼鏡でみられるとやりにくいのであらかじめ書いておくが、批判や非難が目的ではない。この新しいメディアが社会に受け入れられていくためにどうしたらいいか、を前向きに論じたい、というのが動機。 まず、オーマイニュースとは何か、を考える。 市民記者が書くニュース。プロの編集者による編集。韓国で成功したサービスの日版。ソフトバンクの出資。 こういう属性を生かしていかないと、と前に書いた。だが、少し方向性を修正する。考えなければならないのは、上に挙げた属性のうち、読み手にとって価値のあるものは何か、だ。 ない。 これらのいずれもが、「書き手」側の事情だ。書きたい人は韓国にも、日にも、他の国にもたくさんいる。問題は、読み手だ。読み手にとっては、誰が書こうが、誰が編集しようが、もとがどこの会社だろうが、誰が出資しようが、関係ない。鳥越編集長は「実名による責任ある言論」を掲げているが、記者が実名であるか

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  • 兵器もゲームも「Digital Ghost」も:AIカンファレンスはかなり刺激的かも - H-Yamaguchi.net

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  • 被害者実名報道の条件 - H-Yamaguchi.net

    2006年7月2日のテレビ朝日「サンデープロジェクト」で、実名報道に関する特集をやっていた。被害者の実名を公表すべきかどうかを警察が決めることについて「それは危険だ」と訴える内容のもの。要するに、警察は信用できないから、という理由のようだ。 悩み深いね。どちらもどちらだし。と思う向きもあるかもしれないが、被害者に関していうなら、ことはそんな複雑ではないと思う。 とりあえず、件のおおもととなった内閣府の犯罪被害者等基計画案(骨子)について。この中に、「警察による被害者の実名発表、匿名発表について、『個別具体的な案件ごとに適切な発表内容となるよう配慮していく』」というくだりがある。これに対して、日新聞協会が2005年10月21日付で意見書を出している。新聞に限らず、メディア各社共通の見解と考えて差し支えないだろう。 …日新聞協会は反対し、削除を求める。被害者は実名で発表されなければなら

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  • BBAオンラインゲーム専門部会第9回研究会「次世代Webとオンラインゲーム」 - H-Yamaguchi.net

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  • 東大印トイレットペーパーの正しい活用法に関する一考察 - H-Yamaguchi.net

    知っていても見たことがある人はそれほど多くないかもしれないので、まずは写真を。包み紙の下のほうに「東京大学」の文字がある。字をとりまく黄色いものは、イチョウの葉をモチーフにした古い東大のロゴマーク。ありがたや。「リサイクル」とあるが、これがミソだ。すなわちこのトイレットペーパーは、プリントやテストその他、東大で日々生み出される膨大な量の廃紙をリサイクルして作られたものなのだ。一応念のためだが、トイレットペーパー自体を東大で作っているわけではなく、廃紙を専門業者がトイレットペーパーに仕立てている、というもの。 これも一応念のためだが、東大マークが印刷されているのは包装紙のみで、中のトイレットペーパーは無地だ。左がその証拠写真。上の写真ともども、「現地」で撮影したものだ。まあトイレットペーパーに模様を印刷していたらコストが高くつくだろうし、だいいち東大マークの紙で当該箇所をふくなど考えるだけで

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  • いったいどうすりゃいいのさ - H-Yamaguchi.net

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  • 新聞販売店がくれる洗剤は排除措置命令の対象になるのではないか - H-Yamaguchi.net

    公正取引委員会が新聞の「特殊指定」見直しを断念、という報道が流れていた。新聞業界だけでなく、私たちの代表である政治家の皆さんもこぞって見直しに反対していたわけだが、それが功を奏した形だ。つまり私たちの社会は、新聞の値引き販売をすべきでない、という選択を下したのだ。知る権利とか、文字文化とか、そういったものを守るために。新聞業界が過当競争に陥らないために。なるほどよくわかった。新聞業界は価格競争をすべきではないのだ。ならば公取委には、今すぐ総力を挙げて取り組むべき、重要かつ深刻な問題がある。 新聞業界に蔓延する、販促品による実質的な値引き行為への対応だ。 ちなみに新聞の「特殊指定」ってのは、具体的にはこれのこと。著作権の対象でもないと思うので転載しとく。 新聞業における特定の不公正な取引方法 (平成十一年七月二十一日公正取引委員会告示第九号) 私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律(昭

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  • H-Yamaguchi.net: 新聞記者はえらい、という話

    目からウロコの落ちる瞬間、というのはうれしいものだ。今日もまた新しい「大発見」をして、ちょっと興奮ぎみなので、あまり時間はないが手短に書いてみる。たぶん、皆さんには先刻ご承知のことなんだろうが、私には新しい、そして大きな発見だった。 新聞記者はなぜえらいのか、についてだ。 新聞記者がえらい、という点について、疑問をもつ方はそう多くないのではないかと思う。新聞記者はえらい。えらくなければ旗を立てた黒塗りの車でどこへでも乗り付けたりできるわけないし、記者会見という公の場で人をつるし上げ、なんて大それたこともできようはずがない。もちろん全員がそういう人ではないのは重々承知した上で書いているのだが、「この人はえらい」と考えるしか納得のしようがない人、というのは確実に、それもけっこうたくさんいるように思われる。 私がわからなかったのは、それがなぜか、ということだ。なんでこんなにえらそうにふるまえるん

    H-Yamaguchi.net: 新聞記者はえらい、という話
    monolith
    monolith 2006/06/01
    「記者というのはそういうものだと。あらかじめ何を書きたいかは決まっていて、それに添わなければあなたが何時間しゃべろうとも記事には反映されないのだ、と。」
  • 2006年のビッグマック指数 - H-Yamaguchi.net

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  • 人の「プライバシー」を大切にするのはいい会社、という話 - H-Yamaguchi.net

    事件自体は、2月に横浜駅西口の上りエスカレーターで、この人が前に立っていた女子高校生(16)のスカートの中をカメラ付き携帯電話で撮影したところを近くにいた鉄道警察隊隊員に発見された、というよくある話。人が容疑を認めたので、5月になって起訴猶予処分が決定したとのこと。被害者にはたいへんお気の毒で怒りを禁じえないが、もっと悲惨な事件も少なくないという意味でいえば、この種の事件としてはまだ「まし」なほう、なのではないか。ともあれこの点は旨ではないので突っ込まない。 で、冒頭の感想だが、この件に関して日テレビ総合広報部は「社員のプライバシーにかかわる問題で、当社としてお話しすることはありません。すでに社員に対して、適切な対応をとった」なんていうコメントを出している。おおなるほど。確かに社員のプライバシーは大切だな。別に誰がやったかなんてことはそもそも事件の再発防止にも関係ないし、われわれが知

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  • 政治家の形容詞使用を禁止したらいいと思う - H-Yamaguchi.net

    政治家の話すことをテレビなどでよく聞いたりするが、どうしてこんなに空疎に響くんだろう、といつも思っていた。なんでこんなにうそっぽいんだろう、と。ほんとうにうそである場合もあるのかもしれないが、もしほんとうに気で発言しているのだとしたら、それが伝わってこないのは双方にとって不幸だ。なんでこうなっちゃうんだろう。 なんてことを3秒ぐらい考えたら、気がついた。形容詞を禁止したらどうだろう? まずおことわりだが、ここでいう「形容詞」は、品詞の1つとしての形容詞とはちがう。大辞林をみると、2番目の意味として「そのものの性質・状態・属性などを表す言葉。形容辞。」という定義が出ているが、こっちのほうだ。「形容語」とでもいったほうがいいのかもしれない。語呂がいいから以下「形容詞」でいってみるが、まあそういうぐらいのラフな意味だとご理解いただければ。 政治家は、実によく形容詞を使う。「しっかりとした対応を

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    monolith
    monolith 2006/05/15
    同感
  • Microsoftがゲーム内広告配信企業を買収

    一応もう1回書いとくと、Massiveはゲーム内に広告を配信する技術を開発した企業。事業が格スタートしたのは昨年4月だから、ベンチャー企業としては1年で「決着」がついたわけだ。買収金額は非公開、だそうな。 これまでMassiveは、EAとかUbisoftとか、ゲーム開発会社と連携してきた話が報道されていたが、プレスリリースによると、MSとも1年以上連携してきたらしい。Microsoftという、プラットフォームを提供する企業に買収されたことで、ゲーム内広告は、少なくともXbox陣営においては格展開、ということになるわけだ。ゲームが現在のテレビと同じような「メディア」になる方向へ、また一歩。というか、一歩先へ、かも。こういうインフラがあると、単に広告を配信できるだけではない。マーケティング方面の方なら想像がつくであろう、ありとあらゆるインタラクティブなマーケティング戦略が視野に入ってくる。

    Microsoftがゲーム内広告配信企業を買収