米国コンピュータ学会が主催するコンピュータ・グラフィックスに関する学会・展示会 SIGGRAPH 2006 で発表された「手振れ画像の補正処理」が、その補正結果の仕上がりの良さからネットで話題になっていました。その研究プロジェクトのページには論文(予稿)のPDFファイルやプレゼンテーション用のファイルがおかれていますから、発表されたアルゴリズム・処理がどの程度手振れ画像を補正できるのかを確認することができます。例えば、右の二枚の画像がプレゼンテーション・ファイル中で紹介されている「手振れ画像と補正をかけた結果画像」です。左の「ぶれ」ている画像が、補正処理をかけることで鮮明で「自然な画像」として再現されている(右の画像)ことがわかります。詳しい内容は論文(あるいはプレゼン・ファイル)を見ればわかりますが、その技術内容を簡単にここで紹介してみることにします。 このような「手振れしてしまった画