「近いうち」の解散がいつなのか。野田政権と自公両党の綱引きが続いている。しかし、有権者から見れば、消費増税を一緒に推進した同じ穴の狢同士。どちらか選べと言われても、選択の基準がなくて困ってしまう。 では、どうすればいいのか。ここでは、政策の大きな方向性について内政、特に経済・社会政策と外交・安保政策という二つの軸を考えてみよう。 経済・社会政策を横軸にとり、右方向を小さな政府派とし、左側を大きな政府派としよう。小さな政府派は個人の自立と市場の役割を重視する。セーフティネットは真の弱者への保護と失業者が再度労働市場に参入するための支援に極力限定する。 対外的には開放主義を採り、TPPには賛成となる。大きな政府派は、政府の役割を重視し、様々な「弱者」と呼ばれる既得権層の保護を続ける。金持ちでも、農家、高齢者、中小企業ならばら撒きの対象とする。対外的には、保護主義的政策を採り、TPPには反対とな