グローバルキッズ本社 筆者撮影 保育大手グローバルキッズが保育士数を水増しして運営費を不正受給していたことが明るみに出た。保育園経理の規制緩和が、不正の温床となっているのではないか。>>特集「保育バブル崩壊」はこちら 背景に委託費の流用制度 今回の虚偽報告は重大かつ悪質──。 東京都が保育大手グローバルキッズCOMPANYに対して行った監査資料を情報開示請求すると、そこには「重大かつ悪質」「組織としての自浄作用が欠けていたのでは」「改善報告をいただいても信頼してよいものかわからない」という都からの厳しい言葉が並んでいた。 開示された監査資料 筆者撮影 同社は保育士の「名前貸し」を行い、保育士の人数を水増しして補助金を不正に受給。2022年1月に東京都が同社に「特別指導検査」に入って全園に一斉検査を行い、行政への虚偽報告が発覚した。一般的な監査で違反が見つかって指導してもなお法令違反などがあ
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