自民党の杉田水脈衆院議員は3日、特定個人の性的指向を吹聴したと受け取れる短文をX(旧ツイッター)に投稿し、拡散した。 性的指向や性自認を許可なく第三者に暴露する「アウティング」を助長し、性的少数者への差別や偏見をあおりかねない行為で、自民執行部の対応が問われる。
自民党の杉田水脈衆院議員は3日、特定個人の性的指向を吹聴したと受け取れる短文をX(旧ツイッター)に投稿し、拡散した。 性的指向や性自認を許可なく第三者に暴露する「アウティング」を助長し、性的少数者への差別や偏見をあおりかねない行為で、自民執行部の対応が問われる。
Published 2024/04/24 17:57 (JST) Updated 2024/04/24 21:30 (JST) 自民党の杉田水脈衆院議員が24日付のX(旧ツイッター)投稿で、戦前の軍国主義教育を支えた教育勅語を礼賛する杉田氏を「背筋が凍る」と批判した一部の書き込みに言及し「私は今までそんなことをおっしゃる日本人に会ったことがありません」と記した。書き込んだ投稿者は日本国民とは思えないとの見方をほのめかし、偏狭なナショナリズムや排外主義をあおった形だ。 杉田氏はこれに先立つ別の投稿で、自身が今月出席したとする集会の様子に触れ「国歌だけでなく(軍歌の)『海ゆかば』も斉唱した後、全員で教育勅語を唱和。背筋が伸びる思いがしました」などと強調。返信欄には「背筋が凍る思い」と酷評する声が寄せられていた。
度重なる差別発言と旧統一教会との関連疑惑に加え、多額の裏金問題も明らかになった杉田水脈衆院議員。政治倫理が根本的に欠けた人物との批判は免れない。衆議院のHPより。 ◆「裏金上位ランカー」で役職停止半年処分 政治団体「杉田水脈なでしこの会」(以下、「なでしこの会」)が安倍派(清和政策研究会)から2018年以降に1564万円キックバックを受けていたにも関わらず、政治資金収支報告書(以下、収支報告書)に記載しなかったなどとして杉田水脈衆議院議員(比例中国)ら3人が政治資金規正法(以下、規正法)の不記載などの罪で4月22日、刑事告発された。杉田議員は自民党から半年間の役職停止処分を受けている。(フリージャーナリスト・鈴木祐太) ◆収支報告書の訂正こそ「裏金の自白だ」 刑事告発したのは上脇博之神戸学院大学教授だ。告発状によると、「なでしこの会」は安倍派の政治資金パーティの収入から、18年に340万円
自民党安倍派の杉田水脈衆院議員(中国比例ブロック)に新たな疑惑だ。派閥からの裏金額は5年間で計1564万円。現職では12番目に多く、「役職停止6カ月」の処分を受けたが、裏金の訂正内容はデタラメだ。 1月末に代表を務める資金管理団体「杉田水脈なでしこの会」の収支報告書を訂正。2022年分では新たに「会合費」として9件、計22万6000円分を追記した。支出先はスナック、カフェ、居酒屋、カレー屋など何でもござれ。その際、添付した領収書を「しんぶん赤旗」が情報公開で入手。いずれも宛名の記入がなかったと18日の紙面でスッパ抜いた。 宛名ナシでは「なでしこの会」が支出した証拠にはならない。杉田氏個人の支払いを同会に付け替えた場合、政治資金規正法違反(虚偽記載)の疑いが生じる。領収書の大半は選挙区でもある山口県防府市内の店が発行し、杉田氏は22年にXで防府市居住の旨を投稿している。裏金の額とつじつまを合
「不十分な言葉で皆さんの心を傷つけた」 新規採用職員への訓示で「野菜を売ったり、牛の世話をしたり、モノを作ったりとかとは違い、基本的に皆さんは頭脳、知性の高い方」などと発言し、職業差別との批判の声が出ていた静岡県の川勝平太知事(75)が3日に記者会見。辞職を表明した理由とともに、問題視された発言について謝罪した。 【独自】自民・杉田水脈議員に疑惑発覚!父親を政治団体の“名ばかり会計責任者”にしていた 「この15年間、静岡県民のために奉仕してきたことを大変、光栄に思います。特に第一次産業、農業、酪農、水産業、これは最も大事にしてきた。そういう方々の心を傷つけたとすれば誠に申し訳なく心からお詫びいたします。申し訳ございませんでした」 会見でこう切り出した川勝氏だったが、発言の撤回について問われると「悪かったという思いはあるが、言葉不足だった」などと返答。これに対し、SNS上では《心から悪いとは
ことし2月、4年にわたり続いていた、ある訴訟の判決が確定しました。 個人をひぼう中傷する内容のSNSの投稿に、国会議員が繰り返し「いいね」を押した行為が、名誉を傷つけたかどうかが争われ、訴えが認められたものです。 裁判を起こしたのは、みずから性被害を公表したジャーナリストの伊藤詩織さん。 1審では訴えが退けられましたが、2審で逆転勝訴となり、被告である自民党の杉田水脈衆議院議員が上告していました。 SNSの投稿への「いいね」を巡る違法性が、初めて認められたとされる今回の訴訟。 裁判が社会に投げかけたものについて考えます。 (政経・国際番組部 ディレクター 池田亜佑) 「いいね」で賠償対象に? 注目を集めた裁判 ジャーナリスト 伊藤詩織さん みずからの性被害を実名で告発していたジャーナリストの伊藤詩織さんが2020年8月、自民党の杉田水脈衆議院議員に対して起こしたこの裁判。 伊藤さんは、「枕
Published 2024/03/30 17:07 (JST) Updated 2024/03/30 22:35 (JST) 自民党の杉田水脈衆院議員は26日付のX(旧ツイッター)投稿で、離婚後の子どもの養育に関する制度の見直しに関し「法案を議論する有識者会議に極左活動家を入れているようでは絶対にダメです。公安の協力を得て、締め出せ」との意見を法務省に伝えたと書き込んだ。法制審議会(法相の諮問機関)の家族法制部会での議論を念頭に、国家権力による言論統制を公然と求めた形だ。 部会を巡っては、離婚後の共同親権導入の是非で推進派委員と慎重派委員が対立し、意見集約に難航した経緯がある。一部保守層の間には、慎重派を「極左」と呼んで非難する向きがある。杉田氏には投稿を通じ、こうした層の歓心を買う狙いがあるとみられる。 投稿で杉田氏は、自身が「極左」と判断する有識者の排除に関し「全ての省庁に徹底してほ
自民党の杉田水脈衆院議員がインターネット上でアイヌの証言を「うそ」と述べました。その発信をめぐり本紙が根拠を文書で問い合わせたところ、同議員事務所は18日、「共産党の機関紙には答えない」と回答しました。 杉田議員は8日、X(旧ツイッター)に国連の女性差別撤廃委員会について、「『アイヌ女性は健康保険に加入できない』なんていう嘘(うそ)を吹聴する場ではありません。私はこの現場にいて、日本には存在しない差別を話す人たちにとても違和感を感じました」と投稿。アイヌの多原良子さんへのインタビュー記事(「しんぶん赤旗」5日付)に関する投稿を引用する形で書き込みました。 記事は、アイヌ女性らが同委員会に参加し、健康保険に加入できず、経済的な理由などで医療を受けられないアイヌ女性がいることを、委員に訴えたことに触れていました。 北海道によるアイヌ生活実態調査や、アイヌ団体によるアイヌ女性への実態調査で、健康
Published 2024/03/09 16:46 (JST) Updated 2024/03/09 22:41 (JST) 自民党の杉田水脈衆院議員は8日付のX(旧ツイッター)投稿で、人権状況の改善を求めるアイヌ民族の関係者に触れ「日本に存在しない差別を話す人たち」と中傷した。杉田氏は昨年、アイヌや在日コリアンへの差別的言動を法務当局から人権侵犯認定された。投稿はレイシズム(人種差別主義)を再びあおった形だ。 投稿では、アイヌ女性の健康保険加入状況を巡り、アイヌ側が虚偽の説明をしていると決め付けている。返信欄には杉田氏を称賛する声に交じり、悪質なヘイトスピーチが目立つ。杉田氏には、こうした書き込みを繰り返す「ネット右翼」と呼ばれる一部保守層の歓心を買う狙いがあるとみられる。 アイヌ女性団体「メノコモシモシ」の多原良子代表の話 杉田水脈衆院議員は私たちに対し、幾度となく心ない言葉を浴びせ
女性ジャーナリストの伊藤詩織さんを侮蔑するX(旧ツイッター)の投稿に「いいね!」を押したとして、2月8日に最高裁で名誉毀損が認定され、55万円の賠償命令が確定した自民党の杉田水脈・衆院議員(56)。安倍派(清和会)きっての“炎上女王”として数々の騒動を起こしてきた杉田氏は、政界を揺るがすパーティー券の裏金問題でも、派閥からの収入1564万円を記載していなかったとして政治資金収支報告書を訂正したばかり。 だが、彼女の「政治とカネ」の疑いはこれだけではなかった。ジャーナリストの大島佑介氏がレポートする。 * * * 兵庫県宝塚市伊孑志。日本歌劇の聖地・宝塚大劇場周縁の人口約5000人の住宅街の一角に、杉田氏の政治団体『杉田水脈 なでしこの会』の事務所は所在している。 1階部分がテナント、2、3階部分が住居となっている杉田氏の事務所所在地のマンションを訪ねると、テナント部分に所在するはずの事務所
性暴力被害を公表したジャーナリスト伊藤詩織さん(34)が、自身を中傷するツイッター(現X)の投稿に「いいね」を押され名誉感情を傷つけられたとして、自民党の杉田水脈(みお)衆院議員(56)に220万円の損害賠償を求めた訴訟で、最高裁第1小法廷(安浪亮介裁判長)は、杉田氏側の上告を棄却する決定をした。8日付。「いいね」を押す行為を違法と認め、55万円の支払いを命じた東京高裁判決が確定した。
《日本国内にある慰安婦や朝鮮半島出身労働者に関する碑や像もこれに続いてほしいです。嘘のモニュメントは日本に必要ありません》 Xにこう綴ったのは、杉田水脈衆議院議員(56)だ。2月2日、群馬県高崎市の県立公園「群馬の森」に設置されていた朝鮮人労働者の追悼碑が、多くの人の反対を押し切って撤去された。 2004年、群馬県議会の賛同も得て、市民団体が建設した追悼碑。しかし、「政治的な行事をしない」という設置時の条件に反したとして、2014年に設置許可の更新を群馬県側が認めず、市民団体と裁判になっていた。追悼式で出席者が「強制連行の事実を訴えたい」と発言したことを群馬県側は政治的だと判断したという。 2022年、最高裁で群馬県の判断は適法という判決が確定。これを根拠に、追悼碑は撤去されたが、群馬県の山本一太知事(66)は「ルール違反だから撤去を決めた。碑文の中身に問題はない」と語っているように、撤去
自民党派閥の政治資金パーティーを巡る事件を受け、安倍派の解散が決まったことについて、安倍派に所属する杉田水脈衆院議員は議員総会後、報道陣の取材に応じた。「国民の皆さまへのやっぱり政治不信を招いてしまったということでは解散はやむを得ない」と語った。 一方で、自身がパーティー券収入で派閥からキックバックを受けていたかについては「派閥の方で固まった後に個々の事務所の方という形になってくる。まだ私の方では分かっていない部分もありますので、またそういう時になりましたら説明をさせていただきたい」と述べるにとどめた。 「額は大体、何十万とか何百万か」と尋ねられると「ちょっと私はまだ大体もちょっと聞いておりません」と釈明。「何か意図的なものではない?」と質問されると、「ではないです。私も全く存じ上げてなかった」と語った。
杉田水脈氏、傷つけたか「分からない」 アイヌ差別的投稿で発言 2024年01月15日21時29分配信 記者会見する自民党の杉田水脈衆院議員=15日午後、山口市 自民党の杉田水脈衆院議員は15日、山口県庁で記者会見し、かつてブログなどにアイヌ民族への差別的な投稿をした問題について、「傷ついた方がいるのであればということで削除して謝罪した」と説明した上で、傷ついた人がいるかは「分からない」と述べた。「もしもどなたも傷ついていないのであれば、謝罪する必要はないんじゃないかと思う」とも語った。 杉田水脈氏発言に再び批判 アイヌ事業「公金チューチュー」 杉田氏は2016年、国連の会議に際し「チマ・チョゴリやアイヌの民族衣装のコスプレおばさんまで登場。同じ空気を吸っているだけでも気分が悪くなる」とブログに投稿。これについて札幌法務局などが「人権侵犯」と認定した。 杉田氏は会見で「差別をするつもりは一切
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く