一般住民の死者の85%がアサド政権側による殺戮 この3月、中東シリアの紛争は8年目に突入しました。この間、どれほどの人が殺害されたかというと、もっとも現地情報を集積している在英NGO「シリア人権監視団」によれば、全部で約51万人と推定されるということです。もともとの人口が約2200万人の国ですから、凄まじい死者数といえます。 同監視団によると、死者推定51万人のうち、身元・死因が特定された犠牲者は約35万4000人。その他に、アサド政権に捕まって刑務所内で殺害されたと推定される行方不明者が約4万5000人、それ以外の不明者が約1万2000人います。同監視団では、それ以外にも同監視団が把握できていない犠牲者を概算で約10万人規模と見積もっており、それで犠牲者総数を約51万人と推定しています。 身元・死因が判明している死者約35万4000人のうち、一般住民の犠牲者は10万6390人ですが、その