立憲民主党の枝野幸男元代表が「消費減税は間違いだった」と述べたことが「他の野党への裏切りだ」と波紋を広げている。ジャーナリストの尾中香尚里さんは「なぜ『消費税』という言葉に条件反射してしまうのか。枝野発言のポイントは消費税ではない」という――。(前編/全2回) 批判が噴出した枝野氏の「消費減税は間違い」発言 立憲民主党の枝野幸男前代表による消費税をめぐる発言が、またぞろ「問題化」している。昨秋の衆院選で消費減税を訴えたことを「間違いだった」と述べたことに、外野の批判が噴出しているのだ。代表として掲げた公約を覆すのか。有権者への裏切りではないか――。しまいには「枝野新党結成の臆測」などという見出しの記事まで出る始末である。 ああ、またか。もうため息しか出ない。枝野氏ではなく、この手の発言に対する政界のこの反応に、である。与野党の政治家もそれぞれの支持者も、いったいいつまで「消費税反対」を旗印
私は「消費税減税の訴えは間違いだった」とする枝野幸男の発言は首肯しかねる。かねてから主張している通り、税制全体はなく消費税だけ取り出した議論は有害だし、加えて行き過ぎた直接税減税等によって損なわれた再分配機能を回復するために、トータルとしては減税にならないようにしつつ、消費税の税率だけを下げる政策は検討されるべきだと考えるからだ。 しかし、共産党員のMasakiTanigawaさんが発信された下記ツイートの指摘は注目されて良いと考える。 立場上言いづらいことも今後は言おうかと思います。 本人がどう思って言ってるかわからないのですが、もしかして枝野幸男氏って日本維新の会に寄ってく泉健太氏を牽制してるのでは? こういうの読むとわかるんですが、維新の会って超減税政党なんです。https://t.co/IBYtzaWW28 https://t.co/lq3v4x0yhY — MasakiTanig
日本共産党の小池晃書記局長は7日の記者会見で、立憲民主党の枝野幸男前代表が、2021年の衆院選で消費税率の5%への減税を公約として掲げたのは「間違いだった」と発言したことについて問われ、「国民に対して不誠実だ」と語りました。 小池氏は、「消費税減税は、昨年9月8日に市民連合と各野党が交わした政策合意で確認しており、わが党とは、その政策合意を実現する政権をつくるため協力することを確認した。今年の参院選でも消費税の減税を確認して一定の選挙協力を行った」と述べ、「国民に消費税減税を訴えて選挙をたたかったにもかかわらず、『間違い』だというのは国民に対して不誠実な発言だと言わざるをえない」と主張しました。 さらに、「立憲民主党に対しては、この間、確認してきた政策の合意をしっかり守っていただきたいということを強く申し上げたい。それが国民に対する責任だと思う」と強調しました。
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