さいたま市の埼玉県営秋ケ瀬公園で毎年春に催してきたトルコなどの少数民族・クルド人の伝統的な春の祭り「ネウロズ」について、公益財団法人の県公園緑地協会が一時、主催者に「今春の利用は認めない」と伝えていたことが明らかになった。クルド人に公園を貸すなとの電話を受けたなどとして、協会は「安全が担保できない」と説明した。その後開催を認めたが、祭りに必要な楽器演奏をしないことを求めた。専門家は、協会が差別的な主張を受け利用を認めなかったのは地方自治法上の問題があると指摘する。(池尾伸一、飯塚大輝)
ネットにあふれるクルド人ヘイトの異常さ 差別される側の視点に立ってみたことありますか?「一部の問題で全体を判断しないで」 2023年の夏、SNS上にこんな投稿があふれた。 「クルド人集団が暴れて埼玉県民が困っている」 「クルド人は中東に帰れ」 トルコから日本に来た少数民族クルド人が非難されている。言葉だけでなく、動画も一気に拡散した。内容は車の危険運転やナンパ、騒音と説明されている。 きっかけになったのは、この年の7月に埼玉県川口市で起きた事件だ。トルコ国籍の男性が頭部などを切りつけられた。逮捕されたのは同じトルコ国籍の男性。原因は男女間のトラブルだった。関与したとして逮捕された人は計7人に上る。警察は「トルコ国籍」とだけ発表したが、関係者によると、7人はいずれもクルド人だった。 事件後には、クルド人とみられる約100人が集まる騒ぎも起きた。場所は被害者が運ばれた病院前。被害者の親族など双
トルコ南西部アンタルヤに暮らすウクライナの人々が、被災者に支援物資を届けていると聞き、20日に当地を訪れました。ロシアの侵略に苦しむ自分たちの境遇を、被災したトルコの人びとの苦しみと重ねながら、ともに生きる隣人として支援する姿がありました。(アンタルヤ〈トルコ南西部〉=秋山豊 写真も) (写真)トルコ大地震の被災者の支援活動に参加しているハザイエさん(左)とジョージ君=20日、トルコ南西部アンタルヤ (写真)ハザイエさん(左)とジョージ君(左から2人目)、ハンドスさん(右)、ビビクさん(右から2人目)ら。傍らに積んであるのは被災者への支援物資=20日、トルコ南西部アンタルヤ 本紙ルポ アンタルヤは、地震で大きな被害を受けている南部ハタイ県などから数百キロ離れた所に位置しています。 ウクライナ文化芸術協会の事務所にはお菓子やお茶、服などが保管されていました。6日の地震発生後、トラック2台分の
(写真)避難施設のテントで暮らすシリア難民のハンムドゥ・アブダラさんと子どもたち=12日、トルコ南部カフラマンマラシュ(秋山豊撮影) (写真)12日、トルコ南部カフラマンマラシュにある競技場に避難所として設置されたテント(秋山豊撮影) 【カフラマンマラシュ〈トルコ南部〉=秋山豊】12日、トルコ南部で甚大な被害を受けたカフラマンマラシュにある避難施設を訪ねました。 「一部屋で良い。ただ家族と安心して平和に暮らせる場所がほしい」―トルコで被災したシリア難民のハンムドゥ・アブダラさん(46)の訴えです。シリアにいた頃は空爆で家が破壊されました。トルコに逃れてからも困難にあいながら懸命に生きてきましたが、6日の地震でまたも家を失いました。内戦が続くシリアに残してきた両親も被災し、避難生活です。 カフラマンマラシュの避難施設は、競技場に約350のテントが張られ、約3500人が避難しているそうです。
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