「今、憲法9条という言葉が出せないほど追い込まれ、戦前ではないかとの切実感がある」。沖縄県うるま市在住の50代女性はこう訴えます。同県名護市の辺野古ゲート前でも60代の女性が「また沖縄が戦争に巻き込まれる」と怒りを込め語りました。今、県内各地で戦争への危機感が高まっています。(田中智己) 近隣には学校 政府は、県中部に位置するうるま市の陸上自衛隊勝連分屯地に12式地対艦誘導弾を配備する計画です。同時に同誘導弾の能力向上も予定しており、沖縄本島では初となる「敵基地攻撃能力」の配備となります。住民が戦争に巻き込まれることへの危機感を持った市民有志が昨年11月28日、「ミサイル配備から命を守るうるま市民の会」を創設しました。 同会共同代表の照屋寛之・沖縄国際大学名誉教授は、地対艦誘導弾配備など「抑止力」を高めようとすれば、軍備と軍備がエスカレートしていく一方だとして「軍備増強しながら平和を実現し
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