祖父(62)を鈍器のようなもので殴ったとして西世田谷署は5日、東京都世田谷区に住む男子児童(6)を厳重注意した。祖父は全治3日の軽傷。 調べによると、児童は4日、翌日発売の新型ゲーム機「ニンテンドースイッチ2」を買ってくるよう祖父に依頼した。しかし、5日午前8時ごろ、祖父が違うゲーム機を買って帰ってきたことを知った児童は激怒。朝食中のテーブルの上に置いてあった果物ナイフの横にあったフランスパン(パン渡り30センチ)で、祖父を何度も殴りつけた。 祖父の悲鳴を聞いた父親(35)が急いで間に入って止めたが、祖父は額などを打撲する軽傷を負った。近隣住民の通報で駆けつけた署員が署内で事情を聞いたところ、児童は「早朝から出て行って一体何の列に並んでいたのかと考えると、腹が立って仕方なかった」と説明したという。祖父は同日未明から近くの玩具店に並んでいた。児童は署で厳重注意を受けた後、帰宅を許可された。
