中国外務省が尖閣諸島沖の漁船衝突事件で、日本側に謝罪と賠償を要求するなど強硬姿勢をエスカレートさせています。 あまりに理不尽な中国のこれらの振る舞いに、重要なふたつのエフェクトが世界で、そして日本国内に波紋のような広がりを見せています。 ひとつのエフェクトは今回の事件で世界において中国への警戒感が一気に広がっていることです。 28日付け読売新聞電子版記事から。 中国は領土への不満抱える独裁国家…米紙批判 【ワシントン=小川聡】尖閣諸島沖の日本領海内で起きた中国漁船衝突事件をめぐり、日本政府による中国人船長釈放にもかかわらず強硬な主張をやめない中国に対し、米メディアで批判が広がっている。 27日付のワシントン・ポスト紙は、「ますます威嚇的な中国に直面するアジア」と題する社説を掲載。事件について、「中国が国家主義的で領土に不満を抱えた独裁国家のままであることを世界に思い出させた」としたうえで、