ビジネスのスピードアップに対応するため、ITインフラの柔軟性や機敏性に関するニーズは高まるばかりだ。パブリッククラウドの利用は一層進み、企業は、ハイブリッド環境、マルチクラウド環境でアプリケーションを開発、実行しながら、新たな価値を生み出していくことが求められる。インターネットサービスを2000年頃から本格化したリクルートは、いかにして個別最適のネットワークインフラから脱却し、統合、マルチクラウドへと進化したのか。リクルートテクノロジーズ 執行役員CTOの米谷 修氏が明かした。 クラウドで複雑化するインフラ環境を安全・高速・安定して利用するために ITによるビジネス改革が当たり前となり、アプリケーションやサービスをスピーディにリリースし、新しい価値を生み出すことが急務となっている。こうした背景からITインフラのパブリッククラウド利用が進み、アプリケーション実行環境はますます複雑化している。