レーダー照射事件に「新説」 日韓関係が迷走している。日本と同じアメリカの東アジアにおける同盟国で、自由と民主という共通の価値観を共有する「盟友」のはずの韓国で、いったい何が起こっているのか――。 昨年12月20日午後3時頃、能登半島沖において、警戒監視中の海上自衛隊第4航空群所属のP-1哨戒機が、韓国海軍の駆逐艦から火器管制レーダーの照射を受けた事件は、日本社会に大きな衝撃を与えた。それは、中国、ロシア、北朝鮮に続き、近未来に「第4の仮想敵国」が現われるかもしれないと感じさせるに十分なものだったからだ。 そして、これだけの大事件でありながら、12月21日に防衛省が発表して以降、すでに1ヵ月以上が経過しているが、いまだに真相が解明されていない。 韓国側は謝罪するどころか、むしろ開き直りを見せているありさまだ。先週1月24日には韓国国防部が、前日に東シナ海の離於島(イオド)近海で、海上自衛隊の