経営・ITコンサルティング部 竹岡 紫陽 はじめに 連載第1回で触れたように、今年度に入って最も注目されたIPOの1つはBeyond Meatである。本稿では、世界的に盛り上がるFoodTech(フードテック)について、海外トレンドや事例を中心に紹介する。 FoodTechを捉える場合は、海外ではサプライチェーンの上流(原材料の調達、食品の生産)と下流(加工、流通、販売)に分けて考えるケースが多い。基盤となるテクノロジーについては、上流ではICT(AI、機械学習、ロボティクス、センシング等)、バイオテクノロジー、マテリアルサイエンスなど広範な技術が用いられている。また、多くのビジネスがB2B領域である。下流ではICTの活用が主になり、B2B、B2C双方のビジネスが存在している。 上流領域の最新技術と投資資金の流入 上流領域では、新しい技術を活用するスタートアップが多数参入し、多くの資金調達
FoodTechとは 近年、各業界で、人工知能(AI)やブロックチェーンといったテクノロジーと既存ビジネスが組み合わさり新たな付加価値を生み出す「デジタルトランスフォーメーション(DX)」が活発となっている。その中で、注目を浴びている一つにFoodTechがある。 FoodTechとは、「食(Food)」と「テクノロジー(Technology)」が融合して新規サービス・商品を創出する動きを表す。現在、最も代表的な例としては、大豆やエンドウ豆等を主原料として植物から人工肉を作り出す「Beyond Meat」がある。欧米では菜食主義者からの支持が多く、世界大手のハンバーガーチェーン店も当該商品の試験販売をカナダで実施することを発表した。Beyond Meatは、栄養価も見た目もほとんど実物の肉と変わらないのが特徴であり、提供元の企業が今年の5月に上場すると、初日で2億4000万ドル(約264億
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