食品ロス削減に熱心な学生が演壇に上り、「農家の現場ではまだ十分食べられる野菜が大量に捨てられているのを見てショックだった、これを売って食べれば食品ロスは減らせる。規格に合った野菜だけを売るのはおかしい」と訴えていた。会場にいる人達もウンウンとうなづいていた。 そんな中、私に話が振られた。「実は規格外の野菜を出荷しようとすると食品ロスが増える」という話を始めた。 「曲がったキュウリは箱の中にうまく収納できず、輸送中にガサゴソ動く。するとスーパーに届く頃には傷だらけになる。かたや、真っ直ぐなキュウリは隙間なく詰められるから傷つきにくい」 「トマトが数個ずつパックされてるのは、プラスチックとラップなどの資源無駄遣いに見えるかもしれない。けれどああでもしないと、日本の柔らかくて傷つきやすいトマトを店にまで届けることができない。」 「傷ついてもいいじゃないか、と思われるかもしれない。けれど傷ついた野
米Amazonが大々的に展開していたレジなし精算システム「Just Walk Out」の縮小を迫られている。AIを駆使した無人化が売りのはずだったこの技術を巡り、実はインドから1000人の人力で運営を支えていたと報じられた他、レジなし店舗を巡るさまざまな課題も浮かび上がった。 Just Walk Outは買い物客が手に取った商品をAIで正確に識別できるとうたったシステムで、導入店舗ではAmazonのクレジットカードやアプリをかざして入店すれば「センサー、カメラ、ディープラーニングツールで客が棚から取った商品を感知できる」とAmazonは宣伝していた。客がそのまま店を出れば自動的に課金される仕組みで、レジ待ちの行列に並んだりセルフレジを使ったりする必要はなくなるというのが売りだった。 しかし報道によると、Amazonはこのほど、米国で展開している食品スーパー「Amazon Fresh」の40
www.nytimes.com この記事は、シアトル近郊のソフトウェア会社のオーナーであるケン・ダール氏の話から始まる。いつも安全運転を心がけている65歳の彼は、2022年にリースしているシボレー・ボルトの保険料が2割以上も跳ね上がったのに驚いた。他の保険会社にも見積もりをとったが、どこも高い。なんでやと思ったら、世界的なデータブローカーの LexisNexis のレポートが原因らしい。 ダール氏が LexisNexis に要求したところ、258ページに及ぶ「消費者情報開示報告書」を送ってきた。そこには130ページにわたり、彼と妻が過去6か月間にシボレー・ボルトを運転した詳細(日付、運転の開始/終了の時刻、走行距離、スピード違反、急ブレーキ、急加速)が記されていた。 その走行内容は、シボレー・ボルトの製造元であるゼネラルモーターズから提供されており、LexisNexis はその運転データを
by Walmart アメリカに拠点を置く世界最大のスーパーマーケットチェーン・ウォルマートは、自社のトラック運転手に対して入社初年度から最大11万ドル(約1600万円)もの高い年収を支払い、有給休暇や健康保険などの充実した福利厚生も提供しています。一体なぜウォルマートがトラック運転手を大事にしているのかについて、サプライチェーンやロジスティクスを取り扱うウェブメディアのFreightWavesが説明しています。 Why Walmart pays its truck drivers 6 figures - FreightWaves https://www.freightwaves.com/news/how-walmart-uses-trucking-to-dominate-american-retail ウォルマートはアメリカのトラック運転手にとって最高の職場のひとつであり、雇用初年度で最
こばやし・かずまさ/1939年兵庫県に生まれる。小林製薬二代目社長・小林三郎の長男。大学在学中、父が早逝し、甲南大学経済学部を卒業後、62年3月に小林製薬に入社する。64年の米国視察旅行をきっかけに、65年、コロンビア大学に留学。66年11月に同社取締役、70年11月に常務取締役を経て、76年12月、四代目社長に就任。医薬品の卸業であった小林製薬を衛生日用品・医薬品のメーカーへ転換、事業を伸展させた。2004年に会長に就任、現在に至る。 今月の主筆 小林製薬代表取締役会長 小林一雅 小林製薬といえば、ニッチで独創的な製品を次々と生み出し、ユニークでインパクトのある宣伝を行うなど、マーケティングが得意な会社として知られている。今でこそ、日用品・大衆薬の有名メーカーだが、もともとは卸売業の会社であり、将来の生き残りを懸けて事業転換に成功したという経緯がある。小林一雅会長は、現在のメーカーとして
織部ゆたか @iiduna_yutaka どうもネットにいると感覚がおかしくなるけど、今世間では「割と好景気」なんだよな。インフレ局面とはいえ企業の売り上げは伸びてるし、大企業は人材確保に力入れてるから待遇も改善してる。だけどネットでは「うち今景気いいよ」という人は声を出ないので、生活苦しいという話しか見ないという。 2023-10-02 12:27:29
出版社が苦境に立たされている。元経済誌プレジデント編集長で『週刊誌がなくなる日』の著者である小倉健一氏が、各社の内情を語る――。 「出版流通は、もはや既存構造では事業が成立しない」「出版流通はもはや既存構造では事業が成立しない。市場の縮小に、トラック運転手の労働時間規制を強化する『2024年問題』が重なり、本を運ぶ費用を賄えない」(日経新聞5月24日)――こう話すのは、出版取次大手トーハンの近藤敏貴社長だ。トーハンは、2023年3月期の出版流通事業が4期連続で経常赤字になることが見込まれていて、出版各社に書籍や雑誌の運搬費の値上げを相談するという。 物流業界で、今、大きな問題となっているのが「2024年問題」だ。ブラック化しているトラックドライバーの労働環境の改善のため、来年(2024年)4月から、時間外労働の上限が年間960時間に規制され、月60時間以上の残業をした場合、割増賃金率がアッ
私たちソフトウェアエンジニアは、コード品質についてしばしば論ずるけれども、ではコード品質の良し悪しがどれほどビジネスに影響するのかと問われると、回答に窮する。只々、「コード品質が悪いと変更により多くの時間がかかります」だとか、「欠陥の修正に追われて開発時間が奪われます」だとか、個人の経験やエンジニア的一般論に頼った定性的な説明に終始するしかない。ソフトウェアを繰り返し変更する頻度が高いほど、コード品質が開発時間に影響を与えるのは確かにそのとおりだと思えるが、はたしてそれは、どれほどのインパクトなのだろうか。 2022年の研究論文 "Code Red: The Business Impact of Code Quality – A Quantitative Study of 39 Proprietary Production Codebases" では、コード品質がビジネスに与えるインパクト
» 「腰痛を1回で治すゴッドハンド」とネットで大絶賛されている整体師のところに行ったら…ゴッドハンド伝説のトリックを見た 特集 この8ヶ月くらいの間に、3回もギックリ腰になった。辛い。すごく辛い。肉体的にも精神的にも辛い。特に3回目のギックリ腰をやった瞬間は心が折れ、夜中に「痛い痛い痛い」と叫んだ。 あやうく自分の叫び声で子供を起こしそうになったが、そんなことどうでもいい……という気持ちになるくらい投げやりになった。 しかしある日、私は自分を救ってくれるかもしれない人物の存在を知った。ネット上で「ゴッドハンド」と大絶賛されている整体師だ。なんでも、1回の施術で腰痛が治ることも多いらしい。マジかよ。 ・いろいろと非公開ですみません 最初に大事なことを言っておくと、本記事ではそのゴッドハンドの名前はもちろん整体院の名前も公開していない。加えて、施術中の写真なども無い。なぜなら……すごくザックリ
「ファストフード店で注文する際に、自分自身で食べたいものを決めている自信はありますか?」――そんなことを唐突に聞かれたら、おそらく大半の人が「そんなこと、考えたことすらなかった」と回答するだろう。 では、なぜ今回このような問いを投げたのか。それは、消費者がファストフード店で行う購買選択が、実は企業にそっと誘導された結果によるものかもしれないからだ。 東京大学大学院で行動経済学を教える阿部誠教授はファストフード店のメニュー選びにおいて、消費者は「企業が購入してほしい商品」を無意識的に選択している可能性があると指摘する。なぜそのような事象が発生するのか? ファストフードのメニュー表に張り巡らされた“仕掛け”を行動経済学の観点から読み解いていこう。 意図的に設計された「読みづらいメニュー表」 無意識的な購買選択を引き起こす要因として阿部氏は「ファストフード店のメニュー表は、企業が売りたい商品を販
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