安倍晋三首相(64)は2日、自民党総裁選での3選を受け、内閣改造・党役員人事を行う。総裁選で自らの陣営の事務総長を務めた甘利明元経済再生担当相(69)を党の選対委員長に、加藤勝信厚生労働相(62)を総務会長にそれぞれ起用。すでに留任が決まっている二階俊博幹事長(79)、岸田文雄政調会長(61)と合わせて党四役の顔ぶれが固まった。また、閣僚では柴山昌彦党総裁特別補佐(52)の初入閣が内定した。 首相の宿願である憲法改正を進める上でカギを握る党憲法改正推進本部長には、首相に近い下村博文元文部科学相(64)を充てる方針も固まった。党役員では、森山裕国対委員長(73)と、萩生田光一幹事長代行(55)の続投も決まった。