群馬県太田市で一九九六年、四歳だった横山ゆかりちゃんが行方不明になってから七日で二十五年が過ぎた。何者かに連れ去られたとみられるが、未解決のままだ。十一日はゆかりちゃんの三十歳の誕生日だった。父保雄さんは「私が見つけ出すまで、病気にかからないでいてほしい。再会したときに、元気な姿を見せてほしい。娘を返してください」。犯人に強く訴えている。 ゆかりちゃんはパチンコ店で、不審な男に話し掛けられたのを最後に行方不明に。保雄さんは「一緒に過ごした時間よりも、娘を捜してきた時間の方が圧倒的に長かったと思うと、やるせない」と声を落とす。 群馬県警は七日、当時「重要参考人」の男が写っていたパチンコ店の映像を、最新技術で解析した動画を公開。男が丸い腕時計を着けていたなどの新たな手掛かりを記したポスターを作った。保雄さんは「ポスターでゆかりの顔をみて、ささいな事でも思い浮かんだら、どうか情報を寄せてください
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