全国有数の酪農地帯、北海道東部(道東)を震撼させたヒグマ「OSO18」 人前に姿を現さず“忍者”とも呼ばれたOSO18が、ついにハンターによって駆除された。 その最期は。そしてなぜ駆除されたのか。第2、第3のOSOを生まないためにはどうすればいいか。関係者の証言や言葉でたどる。 (釧路放送局記者 島中俊輔・中山あすか) OSO18(読み:オソ・ジュウハチ) 道東で2019年からことしにかけて合計66頭の牛を襲ったオスのヒグマ。最初に牛が襲われた標茶町オソツベツという地名と、当初、足の幅が18cmあるとみられたことから名付けられた。 わなを複数の箇所に仕掛けるなどしてきたが、警戒心が強く、監視カメラが姿をとらえたのはごく数回ということから、“忍者”の異名も持つ。 ことし6月には初めて鮮明なカラー画像が公開され、体長2m~2m20cmほどと、一般的なオスのヒグマと変わらない大きさということもわ