警視庁は4月から2つの課などを新設すると明らかにしました。広域にまたがる特殊詐欺事件への対応強化やDV、虐待に対応することなどを目的としています。 新たに発足するのは「特殊詐欺対策本部」と「人身安全対策課」の2つです。 警視庁によりますと、「特殊詐欺対策本部」は、特殊詐欺の発生件数が近年高止まり傾向にあることを背景にひったくりなどの対策を行っていた犯罪抑止対策本部を廃止して作られます。 広域にまたがる特殊詐欺グループへの対策を強化する目的があるということです。 他の道府県の警察の捜査員も含めておよそ200人で構成される「特殊詐欺連合捜査班」も設置され、事件の関係先があるなどの理由で依頼を受けた場合などには、警視庁以外の他の道府県で被害が発生した特殊詐欺事件の捜査にもあたるということです。 また、近年増加を続けているDVや虐待などの被害に対応することを目的に「人身安全対策課」を新設します。