今年の冬は暖冬で、11月に入っても都心の気温が27.5度を記録し、100年ぶりに最高気温を更新。一方で、急激に気温が低くなる日もあるなど、天気による寒暖差も大きい。そんな時代においていま買うべき冬アウターについて考えたとき、注目した素材が「プリマロフト(PRIMALOFT)」だ。 プリマロフトを取り扱うMNインターファッションの高 宏明氏に伺った。 注目素材「プリマロフト」はアメリカ陸軍発祥の洗えて軽い中綿 プリマロフトは、1987年に「天然羽毛や真綿に変わる、軽くて水濡れに強い中綿」として、アメリカ陸軍がアメリカの不織布のメーカー・Albany International Corp社に開発を依頼。アメリカ軍の備品に必要な規格、ミルスペックを満たしており、NASAのワーキングウェアなどでも使われてきた。 これまではアウトドア用途やスポーツ用品など、機能性を追求するブランドのニーズが主だった