デジタルアートのトップランナーとして注目を浴びるチームラボ猪子寿之代表も、同社のソリューション事業が成長する中、情熱を傾けるアートが一向に評価されない「暗黒の10年間」を過ごしたという。その状況を一変させ、アートの「出口」を生み出す転機となったのは、何だったのか。津田大介が聞く。 津田 お台場に施設面積1万平方メートルの巨大ミュージアム「森ビル デジタルアートミュージアム:エプソン チームラボ ボーダレス(以下チームラボ ボーダレス)」を2018年6月21日にオープンさせ、フィンランド・ヘルシンキの新美術館Amos Rexのオープニング展「teamLab: Massless」を開催するなど、いまや日本でも世界でも大活躍しているチームラボ。最近はテクノロジーを駆使したデジタルアートでの評価が高まっていますが、もともとはウェブ制作、システム開発などの企業向けソリューションを主力としていますよね