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ブックマーク / note.com/fladdict (13)

  • 視野・視座・視点について|深津 貴之 (fladdict)

    ネットでの揉め事をみていると、多くは視野・視座・視点のミスマッチがきっかけのように思える。大学時代、所属していた武山政直先生のゼミで、最初のワークショップのテーマが「視野・視座・視点」のお話だった。 「視野」とは、視界の広さ。 「視座」とは、どの座標からモノを見ているか。 「視点」とは、どのポイントに対して注視しているか。 物事を観察するときは、自分がどういった「視野・視座・視点」から判断をしているのか、この3つの違いを意識しましょうね…といったオリエンテーションだっただった気がする(20年近く前のことなので、細部はうろ覚え)。 それまでは、曖昧に(というか意識をしていなかった)3要素の違いは、その後のモノの見方を大きく変えたように思える。 こういう話は、写真を例にすると、しっくりくる。そう思って、写真フォルダをひっくり返してみた。 密林の中で撮ったような写真だが… 実際には 背景のグリー

    視野・視座・視点について|深津 貴之 (fladdict)
  • モノ作りから学べる、人生を通じて応用がききそうなこと|深津 貴之 (fladdict)

    色んなものを作って遊んで、人生で普遍的に応用がききそうだなぁと思ったことまとめ。 最近はデザインの応用として、デザイン思考やデザイン経営なんてももてはやされてるけど、一番大事なのは、「ものを作る肌感覚、実感」を持てるかだと思う。 とりあえず口に突っ込もう口に合うかどうかを見定めるには、口に突っ込むのが手っ取り早い。人生で一番最初に出会ったものが、あなたにベストマッチしている確率はとても低い。ものごとの初期段階では、色んなものを手当たり次第に口に突っ込み、味があったものを追求すると、あとあと後悔しないですむ。 事故を起こすのが不可能な状態を作ろう物理的に起こり得る事故はいつか起こる。注意で危機管理を乗り越えてはいけない。座組みや仕組みで、そもそも事故が発生しないようにする。高いところに重いモノを置かない。電源のそばに飲料を置かない。火を扱うときは化学繊維の衣服を着ないなど、根的に事故が発生

    モノ作りから学べる、人生を通じて応用がききそうなこと|深津 貴之 (fladdict)
  • noteにおける反ワクチン記事の方針について|深津 貴之 (fladdict)

    noteが運営方針として、反ワクチン記事などをどう扱っていくかについて。 先日、TwitterとFacebookが、SNS上での反ワクチン言論への対策を始めました。これは、米国におけるはしかの再流行騒動に対応しての流れだと思われます。 よい機会なので、反ワクチンやフェイクニュースに対して、僕たちもいったんスタンスを明確にする時期かなと考えています。現状はnote公式というよりは、「CEOやCXOがどう考えているか」です。まもなく、公式の意思決定も定まるでしょう。 noteにおける反ワクチン情報の現状歴史的な経緯として、noteチームはワクチンの正しい普及運動を応援しています。子宮頸がんワクチンの啓蒙活動をされ、『10万個の子宮-あの激しいけいれんは子宮頸がんワクチンの副反応なのか』を出版した村中璃子さんも、noteを利用しており、彼女の書いたnoteは大きく話題となり、新聞の論調を変えるに

    noteにおける反ワクチン記事の方針について|深津 貴之 (fladdict)
  • 59分割ヤバイ|深津 貴之 (fladdict)

    こばかなさんと、グリッド分割の話をしてるときに出たネタなのだけど。 グリッドの59分割ヤバイよねぇというお話。 画面を59分割すると、様々な比率で端数がでない。汎用的なグリッド分割できて素敵。個人的にはnoteで図表を描く時は、 ・幅620px ・天地左右マージン15px ・グリッド59分割 10pxを意識すると、色々と便利だと思う。 これ全部、ピクセルパーフェクトに分割できる。 1分割 = 590px grid 2分割 = 290px grid 3分割 = 190px grid 4分割 = 140px grid 5分割 = 110px grid 6分割 = 90px grid 8分割 = 65px grid (厳密には10の倍数でないので△) 10分割 = 50px grid 12分割 = 40px grid 15分割 = 30px grid 20分割 = 20px grid 24分割

    59分割ヤバイ|深津 貴之 (fladdict)
  • note.com にお引越しを計画しています|深津 貴之 (fladdict)

    そして数ヶ月後に、 note.com  への移転を検討をしています。 この施策はかなり重要なことなので、何故やるのか、クリエイターの皆さんにどんな影響がでるのか、あらかじめ共有したいと思います。 なぜ引っ越すの?この1年半、私たちは重大ミッションの1つとして、SEOの改善に取り組み続けました。結果、ここ1年半で検索流入は8倍と大幅増加しました。 noteが取り組んでいるSEOの例 ・内部リンクの再構築 ・サブドメインの導入検討 ・カテゴリ構造の再編成 ・構造化データの導入 ・スパム記事の非インデックス処理 ・よい記事の書き方の布教ここから、さらに前のめりに進むために、私たちはnote.comというドメインの取得を決心しました。 現在noteが使ってるnote.muというドメインは、ちょっと特殊なドメインです。実はこれ、アフリカのモーリシャス(.mu)に属するドメインなんですね。 note

    note.com にお引越しを計画しています|深津 貴之 (fladdict)
  • 動物園での写真の撮り方 (第4回noteユーザー写真会へのメモ)|深津 貴之 (fladdict)|note

    次のnoteユーザー写真会が、ズーラシア(予定)。ということで初心者用の動物園での撮影ノウハウをまとめてみました。みなさん参考にしてください。 望遠レンズが大事檻や掘ごしに動物をとるので、かなり距離がある。レンズはフルサイズ換算で最低でも200mmは必要。できれば300mm欲しい。400mmあれば神。スタビライザーを搭載しているとなお神。 400mは高いので買うより、レンタルにしよう。 ズーラシアは、とくに檻がすくなめだけど、距離があるのが特徴。長めのレンズが必須の動物園。 上野動物園にて。大きい動物は200mmぐらいでも撮りやすい。日陰を使って背景を潰すのがポイント。 蔵王キツネ村。動物のシャッターチャンス問題の大半は、望遠レンズがあればわりと力技で解決します。 上野動物園。小さい対象も近づければなんとかなる。 背景を隠そうカメラのポジショニングで、徹底的に背景を隠そう。コンクリ、ビニー

    動物園での写真の撮り方 (第4回noteユーザー写真会へのメモ)|深津 貴之 (fladdict)|note
  • TBS NEWS いらすとキャスター爆誕☆裏話|深津 貴之 (fladdict)|note

    TBS NEWSさんのバーチャルキャスターを、SIXの大八木さんと一緒にプロデュースいたしました。まさかの「いらすとや」さん起用です。 そんなバーチャルキャスターが、生まれるまでの裏話。 ことの始まり去年の後半、SIXの大八木さんから誘われ、一緒にTBS NEWSさんのデジタル展開をサポートすることに。主にアドバイザリとしてお手伝い。抑えるべきテクノロジ、これからくるサービス、ソーシャル展開のコツなどを、入れ知恵するお仕事です。 そんな中、TBSさんから「若者向けの番組作りたいんだけど、一緒にやろーよ」というお話があり…そこで企画提出したのが、 バーチャル・ユーチューバーを作成し、そのままニュース報道をしちゃうまでを記録した、プロジェクトX的ドキュメンタリーこれが、いらすとキャスター計画の始まりです。 なぜ「いらすとや」なのか?世間的にVTuberといえば、バ美肉(バーチャル美少女受肉、バ

    TBS NEWS いらすとキャスター爆誕☆裏話|深津 貴之 (fladdict)|note
  • マイクロインタラクションとバレエ|深津 貴之 (fladdict)

    UIのモーションを考える時、よく脳内でバレリーナの動きを再生する。 妹がバレエをやっていたため実家の居間では、ローザンヌ国際バレエコンクールのビデオがよく流れていた。 ローザンヌは世界最強の若手バレリーナを決める大会だ。この番組はクロード・ベッシー女史というコメンテーターの、辛口実況がウリだった。彼女はパリオペラ座学校の校長先生でもあり、それゆえに評価のハードルが非常に高い。コンテストの登壇者は、ほぼ確実にベッシー先生に滅多斬りにされる。TVカメラのまえで泣きだすこともある。ある意味、登竜門であると同時に公開処刑の場でもあった。 そんなベッシー先生が珍しく大絶賛していたのが、2001年だか2002年に出場したミレナ・シドロヴァだった。(追記、ベッシーさん2002年引退してますね。ビデオで見てたから時系列がメタメタだった。2002年のコメンテーターは別っぽい)。 バレエに特に興味のなかった僕

    マイクロインタラクションとバレエ|深津 貴之 (fladdict)
  • ランキング設計はどうあるべきか? その3|深津 貴之 (fladdict)

    ここまでランキングのあるべき方向性と、実行可能なアプローチについて考察してきた。そして、いよいよプロトタイピングと実験の時間だ。残念ながら自分はサーバーサイドのコードが書けないので、ここからは開発チームに託すことになる。 妄想や実証不能なものをオーダーするのは非効率だと思う。ある程度はクラスをモデリングしておくと、エンジニアとディスカッションしやすい(ように思える)。 とりあえずnoteでのランキングは、様々な試行錯誤や実験が予想される。そのため、以下のような要素が必須となる。 ・工数最小 ・あらゆるランキングを表現できる ・拡張しやすい 今回はDecoratorパターンとCommandパターンを混ぜたような実装で、柔軟性のあるランキング計算システムのコンセプトを描いてみた。下手なコードでも、設計がある方がエンジニアさんに説明しやすい。 設計イメージとしては、まずランキングの各処理を同じイ

    ランキング設計はどうあるべきか? その3|深津 貴之 (fladdict)
  • ランキング設計はどうあるべきか? その2|深津 貴之 (fladdict)|note

    前エントリで論じられた、正しいランキング設計の考察の続き。第2回は、ランキングの収奪性、格差の固定性を軽減する手段を、具体的に論じてみる。 前回の記事へのTwitter上のフィードバックは、Togetterにまとめてある。こちらもご興味があれば、一読の価値がある。いくつか被ってしまったものもあるけれど、諸々の後半記事。 「ランキング」以外の名称を用いるこれはほぼ確定。ランキングという名前は、「noteとして競争原理を推奨する」という強いメッセージを発する。noteの全てのユーザーが、競争原理で動いているわけではないので、これは望ましくない。 おそらく最終的には「注目」「人気」などの名称を使うことになるかと思われる(「オススメ」はパーソナライズ用にとっておく)。また、「ランキング」という名称やスタンスをやめることで、後述するようないくつかの公平性のための施策を行う余地が生まれる。 時間による

    ランキング設計はどうあるべきか? その2|深津 貴之 (fladdict)|note
  • 「ユーザーが行動をおこす条件」の話|深津 貴之 (fladdict)|note

    新入社員のこばかなさんが、「こばかなスケッチ」という自分企画を頑張っている。THE GUILDでの日々の仕事と、読書で学んだことを、一枚のスケッチにまとめるチャレンジだ。 彼女のスケッチが溜まってきたので、復習とサポートを兼ねて、解説を書いていきたい。第二回はこの絵。 行動 = 動機 × 実行能力 × きっかけ今回のこばかなさんのイラストは、「フォッグの消費者行動モデル」という概念モデルだ。ざっくり言うと、ユーザーが行動を起こすために必要な3条件を示している。 このモデルでは、「ユーザーが何かアクションを起こす」条件を、 B = MATという、とてもシンプルな式で表現する。 その意味は、「行動(Behavior)」には、「動機(Motivation)」と「実行能力(Ability)」があるタイミングで、「きっかけ(Trigger)」が訪れなければならない…というものだ。 ・動機(Motiv

    「ユーザーが行動をおこす条件」の話|深津 貴之 (fladdict)|note
  • note.muで書体を選べるようになりました|深津 貴之 (fladdict)

    noteチームはコツコツと改善に取り組んでいます。9-10月でユーザーの継続率が20%アップしました!フォロワー数や読者数の増加を、肌感覚で感じたクリエイターさんもいるのではと思います。 そんなわけで、note10月後半のアップデートのお知らせです。 noteでゴシック体「も」、使えるようになりました。実験的にnoteのクリエイターさんが、自分のノートで使う書体を選べるようになりました。クリエイターさんが、作風にあわせた空気感を出せるよう、noteチームが応援いたします。実験的に僕のアカウントだけゴシック体でしたが、これからは全員に解放されます。 書体選択をサポートした背景について。実は統計的には「ゴシック体」の方が可読性が高く、読者に好まれる傾向があります。noteとクリエイターさん両者の利益を考えると、「多くの人に作品を見てもらう」ことが最優先事項です。このため、ゴシック体の導入を検討

    note.muで書体を選べるようになりました|深津 貴之 (fladdict)
  • 読みやすさのデザイン備忘録 | 深津 貴之 (fladdict) | note

    noteのコア体験は、「読む楽しさ」と「書く楽しさ」だと考えています。 来ならコア体験は、調査でしっかりと導くべきものです。しかしアカデミックなUXとは異なり、実際のスタートアップ環境では時間とリソースに限界があります。このため調べながらも、走り出さなければなりません。 まず序盤はヒューリスティック(経験)ベースのデザインを行いつつ、調査やテストが可能なところから、裏づけやチューニングを行う流れになりそうです。 以下、「読書体験」における「可読性」のパートのメモ。noteチームにとりあえず提案する予定の諸々です(現時点では個人の見解です)。基的には「当たり前のことを、当たり前に」やる予定。「これもやっとけ」的なことがあれば、タイポグラファーの諸先輩の方々には、ぜひご意見をお伺いできればと。 書体をサンセリフ系に変えるべきか?デジタルでは、一般的にサンセリフ体の可読性は、ローマン体よりも

    読みやすさのデザイン備忘録 | 深津 貴之 (fladdict) | note
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