今日は久しぶりの4階上げの現場だった。 久しぶりというか1年以上ぶりだ。 2台口で、相方は同僚Gさんだ。 Gさんは事務所内勤を1年半こなし、ジジイに会社を継がないかと言われ、こんな借金まみれの会社誰が継ぐかボケー!と思いながら、 丁重にお断りしたそうだ。 大正解である。 最後の頼みの綱であるGさんに後継ぎを断られ、ジジイはいよいよあきらめたようだ。 2年後、従業員は全員、よその会社に身売りされる。 前にジジイと2人で岡崎に電車で行った時にそう聞いた。 話はそれにそれたが、 Gさんは会社の後継ぎを断ったので運転手に戻ったのだ。 Gさんが事務所に入る前は 僕とよくコンビで配達していたのだ。 気心知れた仲なので仕事はいつもスムーズだ。 しかしそれは若かった時で、 僕も50、Gさんも49、 2人ともええおっさんなので、 さすがに4階上げはキツい。 何も持たずに階段で4階上がるだけでも息切れするのに