父の日に合わせて掲出された駅貼り広告が大きな話題を呼んでいます。キャッチコピーは「お父さん、オレの奨学金を使い込んでくれてありがとう」。 話題の広告が掲出されているのは、IGRいわて銀河鉄道の二戸駅と盛岡駅。白地に黒文字だけで構成されたシンプルな広告は「お父さん、オレの奨学金を使い込んでくれてありがとう」「パチンコも競馬もやってないのに、どうやって借金をこしらえたの?」という息子の問いかけから始まります。 給食費を支払えず中学からバイトをしていた息子は、奨学金を父親が使い込んでいることを知った際、「ふしぎなことに怒りよりも先に驚きが来たよ」と振り返ります。 そんな父親にはお金がないのに新しいものを衝動買いしてしまう癖があり、ときには“ブームに乗っかって”パソコンを購入してしまうことも。しかし父親は全くパソコンを使わなかったので、息子が代わりに使い始め、その後お金を稼げるまでになりました。